月のいない闇空(やみぞら)に自分を重ねて見ていた
空(から)の器にすぎない僕は何者でもないから
瞼裏にある未来地図 ただの一つさえ写さない
現在地点だってままならないのなら当たり前かな

時間だけは徒(いたずら)に過ぎ
僕は未だ飛べないままだ

風に舞った花びらさえ僕には疎ましく映る
それでも闇空に咲いた姿が美しかったから
たとえ届かないとしても君に少し近付きたくて
覚束無い輪郭だけど自分なりで描いてみよう

欠けた月の輝きに自分を重ねて見ていた
僕が僕であるために何か足りない気がするから
胸の内にある羅針盤 針は盤面にさまよう
目的地点だって定まらないのなら当たり前かな

景色だけは徒に過ぎ
羽は休められないままだ

雪が舞った一枚(ひとひら)さえそれだけの輝きだから
曖昧な憧れだけど自分なりを目指してみよう

季節が過ぎる度 木々はみんな姿変える
足元に落とす木葉 次の枝を作るから
幾度となく過ぎたって 僕は日々を忘れないよ
幾重にも重なっては今の僕を作ってる

今は満ちた月明かりに自分を重ねて見ている
僕はもう大丈夫だよ あとは駆けていくだけだよ
たとえ道に迷ったって 進むことは迷わないよ
目指す場所は決まったから自分なりで進んでいこう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Crescendo Moon

つかだこうきさんのオリジナル曲に歌詞を書かせていただきました。
綺麗な音で聞いた瞬間に書きたいと思わされてしまいました。楽しんでいただければ何よりです。

オリジナル
https://piapro.jp/t/GN2k

閲覧数:117

投稿日:2021/08/28 09:57:24

文字数:529文字

カテゴリ:歌詞

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