新世壊秩序

灯りが拙い部屋でアナタが言う 「冬の日は指先が冷たいわ。」
何度瞑目を断ったか 「ワタシにはアナタが解らないわ。」
さざめきの中懶惰できないな 「煌めきは常に其処に在るものよ。」
「待って!梅花が同じ緋色だわ。」 如何してか暗澹たる気持ちで

また服へ嫋やかな世界樹 「それなら綻びの碧見付けろ。」
満ち干きも報せない炎の壁が伝う 「……さぁ!」

「だから見てみたいよ。」と、そうぼやいて アナタは朽ちた扉を蹴破って喚く
ライフルを以って壁を撃ち抜いて 「諍いすら許されるパルテノンへでも征く?」
渇いた地を舞って「好きにしていいわ。」 銃声を聞き分けてはアナタを護る
「ワタシも甘くなってしまったわ。……でもいい。」 それはまるでメリーゴーランドの様

また一つ消えた灯火を睨んで 「何故抗いを殺すのを止めないの?」
レイトショーみたく映るアナタの夢 「ワタシからアナタへテレプシコーラ。」
欺き→解体→懺悔の煉瓦道 「アナタも微光には気を付けてね。」
「一生護る。」そんな口約束 今はただ優しく毛布に包んで

「今度は何処へ歩くつもりなの?」 そう訊ねられると白が雑ざる
トラジティー今更観る気にもなれないな 「……あぁ!」

「だけど諦めない。」と、そうぼやいて ワタシは濡れたアナタを蹴落として喚く
銃身を以って清い血を零して 「これにてグラウコーピスへの扉が開かれる。」
潤んだ地を蹴って「好きにしていいわ。」 劣情を閉じ込めてはアナタを屠る
「誰しも裏切ると信じたいわ。……ごめんね。」 それはまるでメリーゴーランドの様

此処は荒んだ惑星 林檎を欲する惑星
「もう何時だったかな? 何もかもが旅立ったんだ。」
だからワタシは謳うよ 憧憬を映すために
「馬鹿みたいな夢だろう? でも成さなきゃいけないんだ。」

ふと後ろを向くとアナタが居た 「ワタシを贄にしても大丈夫。」
もう何も欺けない涙が伝う 「……さぁ!」
また明日を一緒に見たいから 今度は灰を白く塗り潰す
「一生護るんだと決めたはずなのにね。」 「……あぁ!」

「だから諦めたい。」と、そうぼやいて ワタシは濡れてアナタを抱き締めて喚く
銃弾を以って祭壇壊して 「ワタシからアナタへ本当のテレプシコーラ。」
初めて満たされて「好きにしていいわ。」 欲望を見せ付けてはアナタを護る
「アナタも甘くなってしまったわ。……でもいい。」 それはまるでメリーゴーランドの様

此処は荒んだ惑星 林檎を欲する惑星
「もう何時だったかな? 何もかもが旅立ったんだ。」
だからワタシは謳うよ 憧憬を映すために
「馬鹿みたいな夢だろう? でも成さなきゃいけないんだ。」

La La La……

ライセンス

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【オリジナル歌詞】新世壊秩序

――それは遠い遠い昔……いや、もしくは近い未来での出来事なのかもしれない。世界を巻き込んだ戦争はついに終結し、人々は辛うじて焼失から守った残り僅かな文明の利器に頼って生活していた。ある日、旅人はとある小さな集落にて一人の少女に出会った。「ワタシ、海を観てみたいな!」。旅人は目的を思い出した気がした。



どうも、こんにちは。Alice in 霊脈♪と申します。
今回は荒んだ世界で旅人の少女と集落の少女が二人で『海』を探しに行くお話です。
いぇあ、百合は最高だぜ。嗚呼、御神よ!我等にGLの奇蹟を与え賜へ!(?)



・instrumental(piapro)
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・サブスク
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投稿日:2023/11/01 16:29:44

文字数:1,133文字

カテゴリ:歌詞

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