何に命を賭けたのか
それすらとうに曖昧で
ただ、ただ、生きねばとだけ
強く強く心に刻んだ

どこかで何かを取り違えたか
信じたものがあやまちか
分かりはしない分かりはしない
誰にも分かりはしないのだ

山の端けぶらす朱色の陽
問いかけても、ほら、
応えはしない

築いたものは腕から
するする零れて彼方へ消えた
何も掴めぬ手だけが残る
求めたものは遥かに遠く
あれはいずこと人の問う
見果てぬ夢のその向こう
いつの日か見た果ての果て

命賭けても報われぬなら
この身は風に消えるだろう
ただ、ただ、死なぬとだけ
深く深く胸に刻んだ

いったい何をともに見たのか
過ぎ去りし日はまぼろしか
分かりはしない分かりはしない
誰にも分かりはしないのだ

伸びた影消す斜陽の緋
問いただしても、ほら、
答えはしない

歩いた道は炎の矢
わずかな盛りを駆け抜け消えた
この手に何を掴んでいたか
駆けても駆けても雲路は続く
きみはいずこと我の問う
見果てた夢の屍に
いつの日か見た跡を知る

「刃を取れよ 奮い立て」
「臆せば負けよ ただ前へ」
「進めよ進め あの先へ!」

築いたものは腕から
するする零れて彼方へ消えた
何も掴めぬ手だけが残る
求めたものは遥かに遠く
あれはいずこと人の問う
見果てぬ夢のその向こう
いつの日か見た果ての果て

歩いた道は炎の矢
わずかな盛りを駆け抜け消えた
この手に何を掴んでいたか
駆けても駆けても雲路は続く
きみはいずこと我の問う
見果てた夢の屍に
いつの日か見た跡を知る

見果てぬ夢のその向こう
いつの日か見た果ての果て

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夢の跡

コンピアルバム「極東武将音楽祭」に収録。

http://music.geocities.jp/erum_corico/busho/top.html

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投稿日:2013/08/20 22:43:25

文字数:679文字

カテゴリ:歌詞

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