覚めないで dramatic
下膳な tragedy
何回だって抑え込んだ
その嗚咽が プログラムなんて
皮肉なもんだね

命には 魂が宿るといえど
証明終了は 先に立たず

その空腹を 思い出せ
粉っぽさにも なれたみたいだ
娯楽も日々擦り切れて
刺激は朝日くらいだ

振り返るほどに愛しい
過去と比べる私はまるで
古びたレコードのよう
コワレモノなんだ

例えばこの世に誰一人
残ってないとして いつか
見たこともない花が
咲き乱れるなら
今の私じゃ本当に
余裕がないから もうなんか
焼き払ってしまいそうだ
況や あなたは内臓が
腐りかけているんだから
柄にもなく笑顔を
見せてあげたくなったよ
その目の奥が透けるとき
諦めたようにやんわりと
目じりを下げた 滔々と

灯りが消え 時を経て
温暖化もすっかり解決した
あの頃の面影ももう
何処にも見られない

大人じゃないから
忘れてしまいたいことも
褪せることがない
数えてないから
免疫がなくて 劇薬さ

五臓六腑に染み渡る
あなたのその言葉でさえ
紋切り型なんだけど
打ちひしがれたこの街は
散歩には趣味が悪いからさ
もう休んでもいいかい?

機械仕掛けの心臓が
粉塵まみれでさぁ大変
悪いがそろそろ延命は
期待できない
どれだけ貴方があがこうと
土には帰れないから
造花が相応しいね
いよいよ霞んだ水晶体
右も左も分からない
嵩むメモリも寂寞を
助長するだけ
風化しつつある感情も
私が眠れば人知れず
再始動するのかな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

いよいよ霞んだ水晶体 歌詞

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投稿日:2021/06/05 11:48:33

文字数:641文字

カテゴリ:歌詞

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