アフターライフ 作詞/作曲/編曲 サンペイタツロウ

賑わう街 日暮れの駅
想いを絶ちここから発つ

今日こそはと心決めて
旅券もあるのに
開くドアに 足は動かず

ああ またも 列車はとうに行き去って
よたよたと立ち上がり
こぼれて落ちる溜息は安堵の色に満ちて もう
さよならも言えず別れたあなたに
もう一度会えたら なんて謝ればいいかなって ばかね
最後に見たのがひどい泣き顔じゃいやだわ
ただ 愛してると 届かない言葉 繰り返す ひとりで
帰らない戻らない日々が恋しいと
声を上げ泣きじゃくっても もう誰にも聞こえない

静かな夜 たなびく雲 
透けた月が照らしている

ふりほどけない未練を纏いぼやりと佇む 
わたしはまだここにいるから

去り行く人の背を眺めて 明かりが消え 闇の中
過ぎる貨物を数えれば じきに夜はほら 終わるわ
ざわめくかしましい通学のラッシュが
忙しなくも楽しげに 今 目の前 でも 遠い世界
あなたと過ごした日々 甘く儚い幸せが
胸に溢れて かたちのない体をかき抱く ひとりで
帰らない戻らない日々が恋しいと
憚らず涙しても もう奇異の目すらもない


もういいの どこへも行かないの 
どれだけでも このままで
穏やかに行く時を ただ静かに過ごせば いずれは
さよならも言えず別れたあなたに
もう一度会えるから 
きっと その日はでも 遠いのがいい

わすれなの揺れる 桜の舞う 春がまた
世界を染める 鮮やかにひととせ刻み巡り来る
途切れた旅路をあなたとふたりで
もう一度歩めるまで いとしい記憶を抱いて

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  • 非営利目的に限ります

【歌詞】アフターライフ - サンペイタツロウ feat. 初音ミク

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投稿日:2022/03/05 00:23:48

文字数:671文字

カテゴリ:歌詞

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