「春迷い(はるよい)」

曖昧な道ユラユラふらつく人
その人には影がない つまり霊
霊ゆえに 誰にも見つけてもらえない
そもそも自分が誰だか分かってないけれど

ボクは一体誰なんだろう
くらくら ふらふら 彷徨うユウレイ
答えはいつ出るんだろね
ふわふわ ぽろぽろ 流れるナミダ

この場所から動けないから
誰か待ってたのかな
いつ来るんだろう 誰が来るんだろう
傍に咲いた花がふわり揺れた

いつか見つけてくれるのかな
(きっと見つけてくれないよな)
どう伝えれば見つけられますか
(花が枯れたら出会えちゃいますか)
桜街道の真ん中で
(探してくださいボクの花を)
ボクは今日もユラユラユラユラ
(ぼろぼろになったボクのことを)

曖昧な花ゆらゆら揺れてる体
その花びらにも額はない つまり跡
跡ゆえに 誰も見向きもしてくれない
そもそも誰もがその花を知らないわけで

花と一緒に気付かれないかな
ひらひら はらりと 落ちてくはなびら
もう忘れちゃったのかもな
しとしと じわりと 湿るあしもと

この花が枯れないから
ボクと一緒なのかな
これは春の残り香か
同じく置いてかれたのかな

ボクが見つけに行きたいな
(ボクって一体誰なんですか?)
誰かジブンに存在をください
(夏になったら消えられますか?)
桜吹雪のピンクアウト
(この花の居場所と一緒に)
見つけてくださいボクのすがた

花びらがひとつ散った
花びらがひとつ散った

消えられないボクは中途半端かな
未練があるけど思い出せない
これはきっと 暖かい春のせい
もうすぐ夏が
そしたらボクの想いも消えちゃいますか

風がひときわ強くなって
桜が舞って飛んで散って春嵐
巻き込まれた ボクのことも
溶かしたこの春の暖かい日が
ボクをさらった想いをのせて
吹き荒ぶ風にひらひら
最後の花びらがひらひら

春に溶ける消えてしまうの
最後にひらり 宙を舞った
見つけたんだよ僕の居場所
暖かい春の光照った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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春迷い 歌詞テキスト

閲覧数:82

投稿日:2022/03/31 18:32:07

文字数:831文字

カテゴリ:歌詞

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