あなたは何を望んでるの？

こんな醜い白々しいこと

終わりにしてよ



私は静かに笑って目を閉じたの

だってもう、分からないから



進んでいく時、日々、

置き去りなのに追いつけない

ああ、なんて、ことなの。

あなたは望んでたの？



幸せを誓ったそんな世界だった

青空は遥か向こうに

浮かれていたのは私だったの



当たり前に溺れて

毎日をこなす

私は見ていたの

揺れる視界の先の

君の裏切りを



知ったら結果は変わったの？

でも微笑んだのは君だった



一瞬の夢を瞬きもせずに

見つめながら君を

信じていた、君なら、きっと

私をーーー



幸せは儚く影を落とした

嘲笑う君の声が侮辱する

リフレイン…ただ私には

何も余地が無かったから



鮮やかなブリザードフラワー

思い出は枯れ果てただけ



君の隣なんて遥かに遠く

もう追いつけないよ、この足じゃ

ああ、なんで、こんなの。

私は踵を返した



泣いて泣いてお別れしよう

2人に見えた幻は今

靄となり消えていった

地獄の日々だけが残った



身動き取れないからって

諦めたくないから

守りたい存在が、あるから。

私は、私は



痛みをこらえたの



後から流れて止まない

私の命の管は悲鳴をあげてく



そんな私を見ている他人に

映る悲劇じみたヒロイン像

そんなものに当て嵌めないで



悲しそうな眼をするのは

もう、やめて

私狂ったみたいに笑う

それが物語の終焉