忘れてゆく　失くしてゆく
鼓動止めぬ乾いた心に
鈍く光る　少年の日
今も隅に置いたままで

路地裏駆け抜け急ぐ
あやふやな約束を抱え
価値などなくても
意味などなくても
愛しき素晴らしき日々よ

通り過ぎる　乾いた風
幼き勝った負けたは終わり
帰る場所を探したまま
佇む影が伸びてゆく

得た物を数え並べてみる
かつての僕は羨むだろうか
未熟さと過ちとを抱え
私はここで生きているよ

忘れてゆく　失くしてゆく
鼓動止めぬ乾いた心に
鈍く光る　少年の日
今も隅に置いたままさ