振り向かないでね
ほどいた手のひら
残る微熱がいつか
消えてしまっても
あなたはそのまま
立ち止まらず歩いて

遠い空へ向かい
小さくなる背中を見つめて
涙落ちる前に
きつく閉じたまぶたの裏

あなたの笑顔が溢れてく
見送る私の手は
つないだあの日を手放して
高く空に上がった

振り向かないでね
月明かりの下
紡いだ歌がいつか
消えてしまっても
あなたはそのまま
新しい歌奏でて

白い雲を揺らし
響く音が別れを告げてる
おいて行かないでと
叫びかけた心の中

あなたの言葉が溢れてく
俯く私の目に
いつでも光をくれていた
暖かな音色たち

誰より近くで聞いていた
あなたが語る未来

私も選んだこの道を
笑顔で歩いてくよ
あなたの背中にさようなら
未来へ手を伸ばした

未来へ手を伸ばした

＊ひらがな＊

ふりむかないでね
ほどいたてのひら
のこるびねつがいつか

きえてしま(あっ)ても
あなたわそのまま
たちどまらずあるいて

とおい そらえむかい
ちいさくなる せなかおみつめて
なみだ おちるまえに
きつくとじた まぶたのうら

あなたの えがおが あふれてく
みおくる わたしのてわ
つないだ あのひお てばなして
たかくそらにあが(あっ)た

ふりむかないでね
つきあかりのした
つむいだうたがいつか

きえてしま(あっ)ても
あなたはそのまま
あたら(しい)うたかなでて

しろい くもおゆらし
ひびくおとが わかれおつげてる
おいて いかないでと
さけびかけた こころのなか

あなたの ことばが あふれてく
うつむく わたしのめに
いつでも ひかりお くれていた
あたたかなねいろたち

だれより ちかくで きいていた
あなたが かたるみらい

わたしも えらんだ このみちお
えがおで あるいてくよ
あなたの せなかに さようなら
みらいえ ておのばした

みらいえ ておのばした