特別することなく、ごろごろ
食べては暇潰して、また寝て

夏季休講もとうとう中間地点
夏がきたってはしゃいでた頃も
あったな

いまとなっては特別でもなくなった夏
誰を誘うでもなく、誘われるわけでもなく
淡々と進む六畳間の日々
フローリングがひんやりで
やることもなく足を延ばしてはラノベ読んだり、して
広がる理想の夏
そうやってまた楽だからって
そうめん食べてる

ある日はバイトに駆り出され
ある日は一度も外出なくて

生活に季節感などなく
唯一あるとしたら
毎日そうめん食べてること

誰を誘うでもなく、誘われるわけもなく
望むようにしてきた毎日なんだけれど
あれれ、どこかこころが切なくて

窓から見える入道雲は
あの頃のはしゃいでた夏休みを
どこか彷彿とさせ
聞こえる蟬と風の音
そんな昔に思い馳せながら
そうめん食べてる六畳間の日々

どこかに置き去りにされてた
あの頃の心の輝きを求めては鼻で笑い
広がる妄想の夏
そうやってまた楽だからって
そうめん食べていた

ああ、なにをするでもなく夏が終わる
夏休みが...

たまらなくなって夜に家を飛び出す
そこには満点の星空が広がってるように見えて

そうめんと共に生きた
ひとりの夏休み

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

そうめん

閲覧数:79

投稿日:2012/07/09 21:58:31

文字数:532文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました