「あ、リコちゃん。お早う~」
母の能天気な声が聞こえた。
...うん。僕がよく「能天気だね」と言われるのは母の遺伝だと判明した。
「お早う。あのね、今日、ミサの日なんだけれど」と僕。
「あらぁやだ、早く言ってくれなきゃねぇ。どうするの?知らないわよぉ」
はぁ...「あらぁやだ」って、母の方じゃないか。娘が遅刻しそうだというのに。
この人、隕石が落ちても動じないのではないか?
「ね、昨日、言ったのだけれど。覚えていないの?」
「え~?何ソレ。聞いてないわ。やめてよぉ。それに、あなた自分で起きれば?」
正論だ。でも、母の所為で時間が...母の話し方は、僕を時々苛つかせる。
もう少し早く話せないか―って話がそれた。
仕方がない。この際、ミサは休んで優雅にティータイムでも楽し―
「あっつう!!」
何!?何か、掛けられた!!
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