人に嫌われ疎まれて
泣いてる人を眺めてたら
心の底から羨ましくなって
叫びたいけど叫べなくって
ただ眺め続けるのも苦しくって
声をかけてしまった

きっと何かの事情で
非がないのに嫌われてる
そんな甘い幻想は
簡単に砕かれるって知ってるのに

嫌い嫌い嫌い嫌い
頭の中まで浸かってさ
嫌い嫌い嫌い嫌い
骨の髄まで染まっても
止まらない自己嫌悪は
何かの役に立つでしょうか？

無意味な叫びを閉じ込めて
押さえつけてたら
頭の中を駆け巡って
自問自答を勧めだした

無意味に人を嫌えない
押さえ込んででも
頭の中が破裂してもまだ
偽善行為を止められない

人に愛され見捨てられ
嘆く人を眺めてたら
心の底から妬ましくなって
見捨てたいけど出来なくって
ただ眺めるのは辛過ぎて
手を差し伸べた

きっと何か理由がある
人に好かれた理由がある
そんなものを見つけるため
簡単に砕ききればよかったのに

嫌い嫌い嫌い嫌い
足の先までつたっても
嫌い嫌い嫌い嫌い
喉の奥まで響いても
まだ足りない自己嫌悪は
役立たずでただのゴミさ

無意味な涙を閉じ込めて
上を向いてもさ
頭の中に残ってるのさ
自問自答の形跡が

無意味に人を嫌わない
心にキメたら
心に空いた穴の一つが
偽善行為を始めました

無意味に嫌われるなら
それだけでましでしょう？
頭の中を駆け巡る
答え募集の張り紙が

答えは一つ
只一つだよ
私は無意味な存在でした。

嫌い嫌い嫌い嫌い
無意味な物は嫌い
嫌い嫌い嫌い嫌い
唇から漏れ出しても
まだ足りない自傷行為
役立たずの無意味なゴミ

無意味な私だけならば
消えてもいいでしょう？
最期に手紙を書くなんて
偽善行為をやってみる

無意味なのは私だけ？
それとも他にいるの？
頭の中の小さな理性が
自問自答を始めました

無意味なものはたくさんで
それで世界が回るんだ
記憶の端の御伽噺の
自己説得が終わる日まで

最期の手紙を書く暇は
どうやら無いようだ。