斜陽 BPM132

視界の端で
つかまえる
夏の始まりの日差しを
毒のボトルを振り回す
どうぞ飲んでくれ

いつか辿り着けるかな理想に
この手で作り出せばいいの
悪くないでしょ
こんな時間も
静かに呟く

私居残りだ
消えてしまった
蛍光灯がまた
焼き付いた
折れてしまった
ペンを拾った
今日も暗い道を
歩いていく
寂しいかい
合わせ鏡の中
無限の私に訊く
もうなんのため
誰のための生命
軋ませたまま生きていくの

あの時欲しかった一言
お別れの言葉じゃないよ
少しでもよかった
後ろを振り返ってみて

吐き捨てた言葉
ゴミのように
忘れられて
また積み上がる
仕方ないよね
こんな気持ちも
夏影の所為だ

君も居残りだ
教室の扉は
二度と開くことはない
惚れてしまった
狭い箱の中で
机の下花弁散る
手を伸ばす
日が暮れていく窓
アナログ時計の音
私のために
君のための景色
ポケットの中
手紙を持つ

2人ここにいる
いつまでも変わらず
死ぬ時を待つだけの
花瓶に咲いた
花みたいだなんて
悲観的なことを言うのね
手を伸ばす
暗くなる街角
ここからは出られない
私のための
箱庭が開いた
音を消す雨が
降る夜に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

斜陽 歌詞

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投稿日:2023/01/01 18:04:28

文字数:510文字

カテゴリ:歌詞

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