::::: 梅の花 :::::
               天使の竪琴 作詞
               (*菅原道真作)

1、たをやかに我を殺せよ梅の花
  薄衣靡く雲の白峰

2、麗らかに我に宿せよ梅の花
  雀佇む下萌えの石

3、健よかに我を抱けよ梅の花
  照りそう日差し望む青空

4、麗しく我に尽くせよ梅の花
  何時となし聞く鶯の声

5、長閑やかに我を濯げよ梅の花
  手を差し答へて薫る春風

*、東風吹かば匂いおこせよ梅の花
  主なしとて春を忘るな

2008年2月吉日

         by 天使の竪琴(angelharp)
----------------------------------------------------------------
歌の状況設定はよく晴れた日縁側で、
日向ぼこしている老人が梅の花を愛でているところです。
この曲の主人公・「我」は父であり、「梅の花」とは母です。
父は去年すでに亡くなりましたが、
生前「あの時行ってしまえば良かった」と言っていました。
(あの時とはもちろん太平洋戦争のこと)
父の年代の人たちは戦中・戦後という過酷な時期の
一家を一心に支えてきたわけですから、
逆に家族の重荷になることに抵抗があります。
そのような父のトラウマを「我を殺せよ」に
表現してみました。

曲中唯一冬を表している「我を殺せよ」は
そう意味で残してあるのですが、
歌詞だけが一人歩きしてしまうと
一般的に誤解を生じやすい部分なので、
若干の説明をしました。

2013.2 
菅原道真が太宰府に流されたときの歌を追加。
飛梅伝説がある。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

::::: 梅の花 :::::   <教育用課題曲>

< 教育用課題 >

1、音を言葉で表現しよう。
   ~目・耳・体から感じられる音を絵と文字に書いて説明する~
2、1オクターブ内に収まるように作曲しよう。
   ~歌いやすい曲、演奏しやすい曲を考える~
3、みんなで合唱しよう。
   ~美しいハーモニーを作る~
4、和風音階を考えよう。
   ~鍵盤の成り立ちと音階考える~
5、古典に親しもう。 
   ~歌の作られた時代背景と言葉の持つ意味・響きを理解しよう~
6、和歌(五七五七七)を詠んでみよう。 
   ~歌詞と和歌の違いを理解する~
7、季節に応じた課題をみんなで考え作曲しよう
   ~各人の能力に応じた作業分担を考える~
8、課題曲に歌詞を付けて発表しよう。
   ~美しい曲の流れと発表(&配信)までの手順を考える~ 

 ↓ 連絡先・ピアプロ内 天使の竪琴
かなり厳しいカリキュラムですが コメントはこちらにどうぞ
http://piapro.jp/a/content/?id=3y4gdc4yl48mtsor

閲覧数:280

投稿日:2013/05/18 17:08:30

文字数:705文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました