細い森の小道を風が舞う
あなたのいない季節 数えなくなった

木々の隙間に覗く青い空
選ぶべきだった道 まだ見つからない

「晴れた日の森を二人歩きたい」
控えめなあなたが口にした願い
ろくに聞きもせず忘れていた罪 繰り返して
深く傷つけてた

風に踊る落ち葉を踏みしめる
あなたが願った夢 まだ見つからない

「心安らかに一人眠りたい」
去る前にあなたが書き残した文字
最期の言葉にこめられた願い 探し続け

「あなたの孤独に寄り添って生きる」
有り得ない仮定を描くよりせめて
小さな願いを叶えるためだけ 歩く僕に
風は吹き続ける

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A1
ほそいもりのこみちをかぜがまう
あなたのいないきせつ かぞえなくなあた

A2
きぎのすきまにのぞくあおいそら
えらぶべきだあたみち まだみつからない

S1
「はれたひのもりをふたりあるきたい」
ひかえめなあなたがくちにしたねがい
ろくにききもせずわすれていたつみ くりかえして
ふかくきずつけてた

A3
かぜにおどるおちばをふみしめる
あなたがねがあたゆめ まだみつからない

S2
「こころやすらかにひとりねむりたい」
さるまえにあなたがかきのこしたもじ
さいごのことばにこめられたねがい さがしつづけ

S3
「あなたのこどくによりそおていきる」
ありえないかていをえがくよりせめて
ちいさなねがいをかなえるためだけ あるくぼくに
かぜはふきつづける