透き通る夢の先
零れてく街の影
抱き寄せた細い指
剥がれてく淡い声
月のしずく またひとつになる
夜の底で 澄んだ泡になる
さあ、indacoの彼方
星が眠るまで
きみの翅を抱えて
もう、azaleaの瞳
忘れない祈り
溶けた天が落ちてく
いつの日か描いた
約束は嘘の陰
願うほど遠のく
碧い花 霞む聲
叶うのなら そばにいたかった
朽ち果てても そばにいたかった
さあ、grigioの記憶
鍵をかけた奥
きみがくれた幻
そう、irisのくちづけ
恋を縛る枷
ぬくもりさえ消えない
月のしずく いまひとりになる
“また会えたら…” 今も残ってる
ねえ、いつかの誓いを
世界の果てでも
同じように交わして
ああ、lunaの囁き
ふたりの煌き
鈍い夜に浮かべて
さあ、indacoの彼方
星が眠るまで
きみの翅を抱えて
もう、azaleaの瞳
忘れない祈り
溶けた天が落ちてく
Ci vediamo
そばにいたかった詩です。
辛人Pさんの素敵な曲(http://piapro.jp/t/1cKq)への応募でした。よろしければご活用ください。
・indaco=藍
・azalea=ツツジ(花言葉:恋の喜び、初恋)
・grigio=灰色
・iris=アヤメ(花言葉:希望、よい便り、愛)、花言葉の由来となったギリシャ神話のイリスもかけてます
・luna=月
前のバージョンに読み置いてます。
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