葦辺より 雲居をさして 行く雁の いや遠ざかる 我が身かなしも
嗚呼、秋の寂しい風が吹く。


想いを寄せてはいけなかったのに
春風みたいなあの人に惹かれたの

どんなに想っても決して交わらない2人
せめて夢の中で会わせて下さいませんか?


いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
と信じて眠りにつくのです。


なにも 気にせず 自由 に恋が できる のならば
想いを伝えるのに。


わが恋を 人知るらめや しきたへの 枕のみこそ 知らば知るらめ
あの人は知らずに生きていくのでしょう。


秋風に かきなす琴の こゑにさへ はかなく人の 恋しかるらむ
叶わない
寂れたこの風に 私の想いを流すの。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

秋風(仮)


勝手ながらこちらの曲の応募用に書かせていただきました。
http://piapro.jp/t/RJ50

和風な曲と言うことで、サビで和歌を入れてみました。

ストーリーとしては、想いを寄せてはいけない身分、立場の人に恋してしまった女の子のお話です。平安時代くらいで考えてみました。
秋は寂しい感じがするので、秋のお話にしてみました。

和歌の紹介

葦辺より 雲居をさして 行く雁の いや遠ざかる 我が身かなしも
(あしべより くもゐをさして ゆくかりの いやとほざかる わがみかなしも)
「葦辺から空に向かって飛んでゆく雁のように、どんどんあの人から遠ざかる私」

いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
(いとせめて こいしきときは むばたまの よるのころもを かえしてぞきる)
「どうしようもなくあの人が恋しいときは、夢の中で会えるおまじないで
寝間着を裏返して着るの」


わが恋を 人知るらめや しきたへの 枕のみこそ 知らば知るらめ
(わがこひを ひとしるらめや しきたへの まくらのみこそ しらばしるらめ)
「私の恋はあの人は知らない、知っているのはこの枕だけ」


秋風に かきなす琴の こゑにさへ はかなく人の 恋しかるらむ
(あきかぜに かきなすことの こゑにさへ はかなくひとの こひしかるらむ)
「秋風に誘われて誰かが掻き鳴らす琴の音にさえ、あの人が恋しく思われるのは…」

3回目のサビで切れるところは、
わがこ いひとしるらめや
で切っております!

字数足りないところや、余るところが多々ありますが、
修正可能です!

閲覧数:294

投稿日:2012/08/04 22:07:22

文字数:315文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました