代わる代わる吹き抜ける風
破り捨てたメロディー
空っぽな自分と今日
代われない君もとか

淡く甘く溶けてく風景
遠く仰ぐ明日への情景
見上げた空　癒えない空。
記憶の奥仕舞い込むけど

と　のたまう正午
妄想も少々
滔々と見上げ
朦朧と

言葉一つ一つ捻り出しては
紡ぎ消しての交互の様相
それから選び生まれた世界は
カラフルなものと思わせたいから

心の丈は空色に模してる
時経つ度に色を変えてくけど
ドンドンと響く音楽を
とんとんと胸に沈めて

息せきかけてく季節を尻目に
カラカラな僕は筆を走らせる
真っ新な紙に綴る視界は
今よりいい景色かな?

時にこの心が毒を吸って吐いた
恥ずべき自分を知った
価値ある自分は淘汰され
さめざめな様に

遠く遠く仰ぎ見る空
繋ぎ止めたメモに
「空っぽな君が少し
変わりゆく日々を」
「どうか」

ねぇあの日の君
そう、言いたい様に
満たされるが為生きてく日々
変わることが無い自分を忌み

代わる代わると過ぎて行くのかな
錆び付いてくメモリー
触れる過去　無様な今日
君を描く意味も

書き綴る心　殻
空で弾け溶けて
「空っぽだ！！」
でもこの詩
君に届くように
君が綴る今日に
どうか
また
伝えたい事ですら
僕は…