むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
王宮で働いていた
黄色い髪の使用人
食事を作り馬の世話と
毎日いつも走り回る
『辞めたい』なんて思わない
召使の彼がいるから
暴君王女の命令で
村人達が飢えて死ぬ
けれども王女を止めること
それはできないのね
「私は使用人だから・・・」
悪の華 可憐に咲く
鮮やかな彩で
逆らう事ができなくても
嗚呼 復讐の日はいずれ来る
私は全て知ってしまう
彼が隣国に行った時
緑の少女と出逢ってた
・・・なぜ私じゃなく緑なの?
不安になった使用人
召使に聞いてみた
彼は少し赤面をして
全ての事情を話したの
知ってか知らずか王女様
緑の国を滅ぼしてく
そんな光景をじっと見て
かすかに笑いかけた
「次は私を見てくれる・・・?」
悪の華 可憐に咲く
狂おしい彩で
駄目だと分かっていながらも
嗚呼 初めて王女に感謝する
召使の気持ちを聞いた
彼の一番それは「王女」
気付くと私は村に居て
赤の剣士と話していた
「兵士はもはや使えないわ
数で勝てば必ず倒せる」
静かに王宮に戻り
愛馬を離し 逃げる準備
やはり王宮は囲まれた
家臣と共に逃げて行く
隣の彼の姿を見て
私は安心する
「さぁ、置いていこう」
悪の華 可憐に咲く
悲しげな彩で
隣に居たはずの彼は
身を隠してどこに行ったの?
むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
王宮で働いていた
黄色い髪の使用人
王女の処刑は午後3時
復讐の日がやっと来た
最後の王女の姿でも
目に焼き付けてあげましょう
幅の広い肩 疲れた手
少し逆立っている髪
「!!」
違う!アレは王女じゃない!!
私の大切な・・・
「何故、あなたはそこまで・・・!!」
隣の華 可憐に散る
鮮やかな彩りで
城の敗因 私の嫉妬
嗚呼 私も同じ悪ノ娘
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