こんばんは鶏です。ちょいと僕のほうがあまりにもコンセプトの説明不足だったので一応僕の目論見としてのを最初にお話しておきますと、【この曲のカップル別れてないです】というのが先ず始めに。広末涼子風に言うと【マジで破局する5秒前】って感じでした。言ってしまえば【恋の炎は消える前の一瞬が一番綺麗だよね!(ゲス顔)】っていう僕の個人的な性癖の塊であったりします。既存曲で言うのであれば【Just Be Friends】とか近い世界観かもしれません。あの曲より物凄い後ろ向きですが。ていうか、真逆の内容ですが。

 渡辺さんの勘がすげえなって思ったのは【少年と年上女性の恋】ってあたりで、このあたりだいたい合ってます。【我侭だったのは年上女性のほう】ですが。ちなみにあんまりキラキラしてないです。ドロドロです。ちな、女性視点です。中の人が基本的に女々しくて女々しくて辛い人なので女性視点のほうが書きやすいのです。()

 んでまぁ、僕の想定としての世界観のお話になりますが、ちょっと説明するのがややこしいのでピンポイントで解説していきますと、僕がサビのテーマに持ってきた【雨と虹】っていうのがどういう状況であるかというと、先ずこの別れそうなカップルさんの現状が「雨」です。いつか来る終わりを確信しながらも離れることができないから近距離でダメージを与え合う事しかできない状況を示したのが「雨」という言葉。言ってみれば【共依存】の関係ですね。決して好ましい関係では無い事はわかりきってる。それでも離れる事は恐怖でしかないから離れられない。

 で、この「雨」という状況の対比として持ってきたのが「虹」です。二人の関係が終わってしまえば、もうこれ以上お互いを傷つけあわずに済むし、もしかしたら良き友人として笑い会える未来だってあるかもしれない。それがお互いにとって一番良い未来なのかもしれない。でも、それは彼女にとっては【いらないもの】であるわけです。彼女の望みはただ一つ【唯一無二のパートナーとして彼に愛し続けて貰いたい】。それ以外の展開は、彼女にとってはバッドエンドに過ぎないわけですね。ていう感じで、別にそんなつもりはなかったんですが、この歌詞のコンセプトは【Just Be Friends】に対する【アンチテーゼ】と捉えるのが手っ取り早いかもしれません。

 ちなみに「虹」が「Stardust」です。虹ってあれ水滴なんですよね。そのプリズムの役割を果たす雨粒の一粒一粒を中天の星に見立てた感じです。最初RainbowShortCakeって題にしようと思ってたんですが、なんかそれだと毒々しいアメリカンカラー風味のケーキが連想されそうだったので星に見立ててワンクッション置いた感じです。
 ちなみにこの「星」にはもう一つ役割を設定していまして、これは「君」を表わす言葉でもあるんですよね。「君と暗い場所に浮かぶ月」「星と夜空に浮かぶ月」ってやると分かりやすいでしょうか。

 あと2A部分ですが、ここの「きみ」がひらがななのは実を言うと理由がありまして、ここだけこっそり対話形式になってるんですよね。ずっと女性サイドの一人称小説の体でいた物語に「男の子」サイドの言葉を入れて、それに女性が返答してる感じですね。分解するとこんな感じになります。どれが誰の言葉だか曖昧にするために入れたフェイクだったんですが、たぶんこれで渡辺さんが「全編通して男の子の一人称小説」と解釈してしまったのかなと思ったりも。

おとこのこ:欲しいものは全部あげる 君は何を僕にくれる?
おんなのこ:もうこれ以上何もいらないよ (だから何も返せない私を許してね)

 Cメロの四音に関してはアーが良いなぁと思ったので僕も「いらない」を歌唱部に組み込むつもりはありませんでした、歌詞のゴーストノートみたいな感じでして、強いて言うなら動画にする時に文字でずばあああああっと並べると面白いんじゃないかなとか思ってました。↓こんな感じでヤンデレ感を炸裂ボンバー!(恍惚)

いらないいらないいらないいらない
いらないよいらないんだいらないよ
いらないいらないいらないいらない
いらないんだいらないよいらないよ


 というわけで大まかな解説が終わったのでここから細かいニュアンスをパートごとに。

0
・ちゃんと提示しなかった僕が悪いんですが、全編通して女性視点の歌です。
・女性特有の奔放さや悪戯っぽさを出す感じの演出が良いかなと。「食べてみたい♪」みたいな。

1A
・白いドレスはホールケーキな感じです。自分ひとりで勝手にもがき苦しんでる感じを強調。

・お察しかと思いますが、【あれもこれも】はブルーハーツのオマージュだったりします。
・あれもしたいこれも欲しいっていうのも音のノリを考えてみると試して良いかなと思ったりもします。
・「君=星」の提示。「月=出会った頃の君と共に歩いきたかった未来」みたいなニュアンスかな。

1B
・破局の危機を乗り越え様々な困難を乗り越え絆を深めていくのがカポーの本来の姿。
・その度にすれ違って、どうにも埋まらない溝が出来て、再構築できた気になって
・出会った頃の君はもういないし、君の中の私ももういないんだろうな。
・なんで一緒にいるんだろうね私達。みたいなニュアンス。

1S
・ここ対話形式じゃなくて彼女一人の独白パートになります。
・ねぇ、私達の関係が終わってしまえさえすれば 二人は前に進むことができるのかな
・ねぇ、もし私がそれに気がついてしまったなら 君は私を置いて行ってしまうのかな
・前半分では疑問符で終わらせる事によって戸惑いと拒絶を表示しています。
・彼女にとって雨は止んで欲しくはないもので、虹は射して欲しくもないものなのです。


2A
・欲しいものは全部あげる 君は何を僕にくれる?
・もうこれ以上何もいらないよ っていう感じの対話

・イチゴの花言葉は「尊敬と愛」「幸福な家庭」 
・が、他ならぬ二人の手によって真っ二つに。あばばば。
・愛が無くても人間って惰性で付き合えるから、もうなんかタヌキになるしかない。
・もしかしたら最後までそのままずるずるいけちゃうかもね!ビバ!フォーエバーラヴ!

2B
・彼女が本当に望んだもの。望んでいるものとしての最大級にオブラートに包んだ卑猥なシーン。
・よい子は見ない。

2S
・「夢が醒めてしまう=雨が止んでしまう」
・どちらも二人の関係の終焉を暗示
・この関係が終わってしまったら、いつかまた二人で心の底から笑い会える未来も来るのかな。
・朝が来てこの夢が終わってしまったなら あの日の君にまた会いにいけるのかな。

2C
・でもそれは彼女にとってはいらないもの。
・君の隣で君のパートナーとして唯一無二の存在として愛して欲しいだけなんだ
・これはスーパーセルの「君の知らない物語」のテクスチャーです。
・「君の隣が良い 真実は残酷だ」
・なんだかんだいって君の隣じゃなきゃ私は嫌なんだ 私って勝手な奴だね みたいなニュアンス

3S
・サビのテーマの復唱
・なんてね 本当はそんな事望んでいないの
・だからもう少しだけ側にいさせてね


という全編通して後ろ向き極まりない歌詞でした。
渡辺さんの提示された調整案に関しても突っ込みを入れたかったのですが先ずは僕の目論見を知って貰うのが先かなと。そっちの作業も今日中に一応目処つけたいと思います。うーん?と思う所もあれば、おお、なるほどと思ったアプローチもあったのでちょっと加筆してみようかなとも思いますが、先ずはコンセプトをどうするか決めた方が良いかな。

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Stardust ShortCake 調整準備

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投稿日:2014/06/28 15:02:31

文字数:3,144文字

カテゴリ:その他

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