切音…
「ここが、ミリアさんのラボ?」
「ええ、そうね。」
私達三人は、ミリアさんのラボに来た。
ガチャ…タッタッタッ
カチャカチャ
「ダレ?」
初音ミクの様な少女が居た、いや、元は初音ミクであろう。
「マスターノ気配ト、似テル?」
彼女は、感情のこもってない声で言った。
「私は、あなたのマスター、安理音ミリアの妹、真音ラル。でも、おかしいわね、私、貴方達に会った事あるのに。」
ラルがそう言った。
「お久しぶりです。すみません、ミクは、少し損傷してて、メモリーが飛んでるようです。」
そこに立っていたのは、メイコに似た人物だった。
「ラルちゃん、マスターは。」
メイコが聞くと
「ごめん、私が、もっと速く気付いてれば。」
「いいんです、前から分かってたことですから。」
「マスターハ、オ亡クナリニ、ナラレマシタカ。」
ミクは言った。
「あ、あの、他の子も、」
ラルが聞くと、メイコはこう答えた。
「他の子も、姿形は、変わってしまいました。」
私は、何も言わなかった、いや、何もいえなかったんだ。
「ララの思ってる事、言っていいよ。」
ラルは耳元で、そっと、囁いた。
真音家シリーズ8 切音…
今回は短いです。
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