A1
一人になった部屋は ガラクタだけの砦
零れた欠片は あまりにも大きく
B1
きっと 僕の絡まった想いは
あまり 綺麗なものじゃ無かった
せめて 僕だけは君の道追いにと
(きっと君は僕が消えても、僕の道を追ってなんてくれないから)
S1
教えて教えて 僕は君の為
此の眼窩に なに詰め込めば良いの?
忘れて忘れて しまわないように
この身体に 刻みつければ良いの?
悼みを永久に 孕ませるように
A2
嗚呼逃げ込んだ 外に散らばる君の残滓
何時かの残り香 酷く僕を責めた
B2
きっと 僕に絡まった想いは
君が 透明で在った結果で
何時か 君だけは僕の道連れには
(だから僕だけはせめて、君の後を追うと誓った筈なのに)
S2
薄れて薄れて 滲んで融け逝く
君の笑顔 砂の言の葉さえも
叫んで叫んで 絶え得ぬ哀哭
此の世界の 漣にすらなれず
此処で喉を 嗄らしてゆくだけ
C1
あの日に誓った 約束の屋上(ばしょ)は
冷たい程に 僕を迎え入れたのに…
S3
教えて教えて 僕は君の為
此の眼窩に なに詰め込めば良いの?
忘れて忘れて しまわないように
この身体に 刻みつければ良いの?
S4
如何して 如何して記憶の群達
息するたび 塗り潰されて逝くの?
壊して壊して 曖昧な僕を
君の姿 忘れてしまう前に…
D1
「されど空は、今日も茜色に傾く。」
以下平仮名表記
A1
ひとりになった へやは
がらくた だけの とりで
こぼれたかけらは あまりにもおおきく
B1
きっと ぼくのからまった おもいは
あまり きれいなものじゃ なかった
せめてぼくだけは きみのみちおいにと
S1
おしえておしえて ぼくはきみのため
このがんかに なにつめこめば いいの?
わすれてわすれて しまわないように
このからだに きざみつければ いいの?
いたみを とわに はらませるように
A2
ああにげこんだ そとに
ちらばる きみの ざんし
いつかののこりが ひどくぼくをせめた
B2
きっと ぼくにからまった おもいは
きみが とうめいであった けっかで
いつかきみだけは ぼくのみちづれには
S2
うすれてうすれて にじんでとけゆく
きみのえがお すなのことのは さえも
さけんでさけんで たええぬあいこく
このせかいの さざなみにすら なれず
ここで のどを からしてゆくだけ
C1
あのひにちかった やくそくのばしょは
つめたいほどに ぼくをむかえいれたのに
S3
おしえておしえて ぼくはきみのため
このがんかに なにつめこめば いいの?
わすれてわすれて しまわないように
このからだに きざみつければ いいの?
S4
どうしてどうして きおくのむれたち
いきするたび ぬりつぶされて いくの?
こわしてこわして あいまいなぼくを
きみのすがた わすれてしまう まえに…
D1
されど そらはきょうも あかねいろに かたむく
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