ガラス玉に映し出されていた僕を
地面に投げて取り出そうとしたかった
僕はまるで何か取り憑かれたように
ガラスの破片を掴んでた
僕を探して
掴んだ手は 赤く染まる雨に打たれ
流れてく 声もカタチも全て

紅に染まる月 僕を照らして
憧れ なんて 生ぬるい言葉じゃ
泣き叫ぶ声すらわからなくなった
カタチのない僕が

森の中に1人でいるような
浮遊感が身体に纏わりついて離さない
切り取られた僕が彷徨って散らばった
ガラスの破片のように

何処にいるか そこにあるの
不用意に呼びかけ傷をつける
わかってる 定義不足な証明

繰り返す旋律を頭で奏でる
非科学的な事象でもいい
僕のココロのカタチを求める
定義が一つ欲しい


幾千に連なる儚き命よ
ガラス玉のような弱きココロの
僕を僕と呼べる定理を
授けてはくれない


離したあの手の温もり
僕に価値を
証明してくれるような
そんな気がした

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レモンさんの作詞コンペに応募しました

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投稿日:2023/12/05 01:59:55

文字数:394文字

カテゴリ:歌詞

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