【Balance】
　今　貴女につたえたい想いが　にじみだして　降り出す雨
　大好きはいつだって空回り　月は雲の向こうに

　釣り合うことのない天秤に　乗せられたもの
　何も持たない僕の恋心と　貴女の優しさ
　終わりが見えている話なら　始めちゃダメだ
　そう思う程に加速してく　のめり込んでいく

「今何処にいるの？　誰を想ってるの？　もしも期待していいのなら」

　こんな気持ち知らなかったんだ　胸が痛む　苦しすぎて
「大好き」があればあるほど雁字搦め　情けないな
　ああせめてその手を繋ぎたくて　「隣りにいて」
　言えたらな　勇気がさ　足りないよ　月は満ちて欠けてく

　釣り合うことのない天秤は　また傾いた
　何か隠してる貴女の秘密　越えられない壁
　終わりが見えないな　この悩み打ち明けたくて
　でも誰に言えば良いんだろう　神様？それとも？

「急にごめんなさい　今日は空いてますか？　えっと、ご飯でもどうですか？」

　既読付いた僕のメッセージ　返事を待つ　僅か間
　心臓が跳ねて疼いて　これじゃまるで一人芝居
　ああだけどやっぱり　その笑顔を見ていたくて
　近づいたリミットに抗える力を探している

　釣り合わなくても　今はそれでいいよ　「二人合わせたら無限大！」

　今貴女に伝えたい想いを　届けるからどうか聞いて
　「大好き」は尽きることない大事なもの　扉開ける鍵
　ああどうかその手を繋いでいて　「離さないよ」
　月は雲の向こうから　僕らを照らした