-プロローグ-
   
 人々は、「氷」と呼ぶのだ。

 冷たく、すぐに溶けてなくなってしまう、脆く、儚いものだ、と。
 それは何か。
 それは、かつてその人々が創造した、『神』と呼ばれていたものだ。
その神の具現の為に人は多くの資源を消費し、失い、かつて無い程の大飢饉に見舞われた。だが、それでも人は神を崇めた。神に助けを求めたのだ。
…かつての人々は愚かだった。ありもしない、空想の中でだけしか存在し得ないものを体現する為に、自らを死に追いやったのだ。
これは「人の世界」と呼ばれた、美しくも憎き時代。西暦2200年頃のことであった。
 そして、悠久の時を経て初めて人々は、神の具現を「氷」と呼べるようになった。「氷」と呼び、悪態を吐くのだ。
 …今を生きる人々は、苦しんでいる。
 西暦を超え、械暦66800年現在、この世界を統べるのは、極少数となった人間を支配・制御し奴隷とする『機械』となっている。
私はこの時代に産まれ落ち、「人の世界」を知り、大いに落胆した。我々は自らが作ったものの奴隷となってしまったのか、と…当時は生きることが恥のように思えた。
 だが、私は諦める事はしない。この体が熱を持ち続ける限り、この胸に心が宿っている限り、
機械などに負けていて堪るものか。せめて私は、「人」として生きよう。

   ~強い眼差しを持つ青年の日記帳より~

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

「」

タイトルはつけても、つけなくても(「」のままでも)おkなので、誰かこの続き書いてくださいっ><

・・・厨二病全開でサーセンorz

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閲覧数:109

投稿日:2011/02/16 20:42:41

文字数:585文字

カテゴリ:小説

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