ボイス視点
「宇宙?」
俺はユアさんに聞いた。
「ええ、宇宙。私の故郷。エンジェ星に行かなければならなくなってしまったの」
「はいは~い!それって何で~?」
次に聞いたのは甘音モカ。
「実は…悪UTAUが次に狙ってるのはエンジェ星らしいの」
「!!」
それを聞いて驚いたのはロスト・タイム。
「どういう事だ!エンジェは前にも敵の…悪UTAUの襲撃を受けてまだ…」
「ええ、私も聞いた時、驚いたわ。お父様を殺しても尚。エンジェで何かやろうとは…」
ユアさんが、言ったその時。いきなりミユウが部屋に飛び込んで来た。
「ミユウ!どうしたの?リユウの調子が悪くて部屋にいたんじゃ…」
ユアさんがミユウに聞くと、ミユウは俺に向かって言った。
「はあ…はあ…ボイス、ノイズの容体が…いきなり悪くなった…リユウも、何だか様子が変なんだ」
「何だって!」
俺は、真っ先にノイズの寝ている部屋に飛び込んだ。
「ノイズ!」
「うるさい…よ…馬鹿…兄…貴…。うう!!!」
「ノイズ…!」
ノイズは本当に苦しそうだった。
「ボイス君…これは…これは…!」
ユアさんの顔が真っ青になった。
言うのを躊躇いながら…こう告げた。
「これは…エンジェ星で今流行っている病気…。【天使型猛毒病】この病気は背中に黒い天使の羽根の様な紋様が現れ、その紋様が体を蝕んでいくの…」
「何でそんな病気がノイズに!」
俺は絶句した。
大事な…大事な弟が死にそうだからだ。
「…!もしかして…ボイス君、ノイズ君が、悪UTAUと直接接触した?」
もしかして…。
「あ…ああ…」
「これは…悪UTAUの仕業よ」
まさか…。
そんな!
「ノイズ君!」
ララが部屋に入って来た。
「ララ!あそこで待機しててって言ったのに!」
「だって…心配だもん!仲間が死にそうなのに!」
ララは真剣に言った。
ララはノイズの手を取った。
「お願い…ノイズ君の中の毒を…浄化して…!」
その時、驚くべきことが起こった。
「何だ…これ…!」
「これが…ララの力なのね…」
ノイズから毒が抜けていくのが分かる…。
「はあ…はあ…」
「ララ!無理をするなって!あんなに…あんなに言ったのに…」
ルルも部屋に入って来た。
「はあ…はあ…。リウウ…ちゃんの…方は…?」
「駄目だ!それ以上力を使ったら!」
ルルがララを止める。
「…私が、やるわ」
「ユアさん!」
「私も、やりたいの。分かって」
「…」
ユアさんまで、あんな目にあわなくちゃいけないって…。
「ボクに…何か出来れば良いのに」
ミユウがつぶやいた。
「ユアさん」
「どうしたの?実衣」
「今、宇宙に出発するのは、無理だと思いますが…」
「今、出発しなさい」
「そんな…だって、今の状態では」
「今は一刻を争うの。いい?実衣」
「分かりました」
そう言うと、実衣さんは部屋を出て行った。
「リユウの…状態も、ノイズ君と一緒だった…」
「まさか!」
「私も…心配だよぅ!!」
いきなり抱きつかれたえ!ちょ!ミユウ!!!???
しかも喋り方が素になってるし!
「と…とにかく…苦しいんだが…」
「あ!え!す…すまん…」
か…開放された…。
「で、ユアさん、リユウの治療をするのか?」
ミユウはユアさんに聞いた。
「ええ、私も、黙って見ていられなくなったの」
「ユアさん…リユウを…頼みます」
ミユウはユアさんに言った。
「じゃ、ミユウ。部屋から出ようか」
「ああ」
そして、俺達は部屋から出た。
更なる悲劇が、俺達を襲うとは、気付かずに。
歌姫戦士ボカロボット第21話
スライディング土下座あああああああああああああ!!!
ボイス君とノイズ君メインです!
一応ミユウリユウもなんだけどね…。
てかボイス君に抱きついちゃったよミユウw
次回予告
リユウ「お姉ちゃん…リユウの為に、もう戦わなくて良いんだよ?リユウは、お姉ちゃんが無事なら良いんだよ?なのに…なんでなの…?次回「有難う…お姉ちゃん」リユウ。もう一人でも大丈夫だよ」
↑死亡フラグ立ってない!?何してるの私!
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景龍夜 活動停止中
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読ませていただきました!!
ノイズお前大丈夫か!?
ミユウちゃん、可愛い過ぎる///
ボイスとミユウちゃんの妹と弟おもいなところが凄く伝わってきた・・・。
っていうか、ミユウちゃんとボイスの関係が気になる・・・
もう、付き合えよお前らww
次の展開が気になります!!
面白かったよ(^皿^)b
2011/09/21 21:50:17