title:音色

音を拾い集めて 僕は歩き続ける
いつか僕だけの音を 強く響かせるため

ふらりバランス取って 両手を差し伸べたら
ふわり水面に浮かぶ 音の流線形

この声が この詩が この音が
いつか消えていくとしても
この気持ち この願い この夢は
消えることなんてないから

僕は歌い続ける 陽だまりの場所で
天まで高く響く歌
光包まれた詩 言の葉を流して
底まで深く沈み込む音
聞こえますか? 僕だけの歌

言葉掻き集めて 僕は奏で続ける
揺れる木漏れ日の中で 命朽ちゆくまで

満ちていく この光 この色が
いつか誰かに届けばいいな
いつまでも 何度でも どこまでも
響かせて強く願うよ

例えこの身朽ちても 譲葉のように
移ろい変わり響く歌
僕が奏で続ける音 水鏡映して
悠久に流れ続ける音
聞こえますか?僕だけの声

音を拾う 僕の手から 誰かの心に留まればいい

僕は歌い続ける 陽だまりの場所で
天まで高く響く歌
光包まれた詩 言の葉を流して
底まで深く沈み込む音

聞こえますか?

例えこの身朽ちても 譲葉のように
移ろい変わり響く歌
僕が奏で続ける音 水鏡映して
悠久に流れ続ける音

聞こえますか? 僕だけの音