ドタバタドタバタドタバタドタバタ・・・・・どんがらガッシャン !!!!???

ゴールデンウイークの中日 ? と学校関係者の一部の人達が言っている、とある平日の朝のとある家庭の効果音 ? である模様ですねぇ。

「イッタッタッタッタ~~!? って、何でこんな所にこんな物が置いてあるのよ~~。ったく!!」
K市立N中学 2年生の三女芽音メロ (メインメロ) は、ウイークデーにもかかわらずとある理由で寝坊をして仕舞い 2階から朝食のため階段を駆け下りてすぐ左へUターンした時玄関先に何時もは何も置いてない筈の廊下で、とあるアウトドアグッズで足を引っ掛けて勢い余って大きな音と共に派手に転がって仕舞いました。

「あらあら~~っ?!メロちゃん~~。朝からにぎやかねぇ ?」
メロの母親の芽音モゥタ (メインモゥタ) が、キッチンで朝食や彼女の弁当を作りながらメロに優しく声をかけた。

「だってしょうが無いじゃない。昨夜は夜通しでパソコンの前でDTMやってるんだもんねぇ。メーチャンってば。」
メロの双子の妹芽音ディ (メインディ) が、双子の姉メロが寝坊した理由をキッチンで朝食を食べながら双子の姉妹達の母親に話しかけた。

「何よ~~。ディ坊こそ高鼾かいて涎垂らして幸せそうな顔して爆睡してたくせに~~。あ~~悔しい。」
姉のメロと同じクラスの妹ディが昨日中学校で体力測定と水泳部の筋トレと 10Kgのジェリ缶を内包したリュックサックを背負い、5Km歩き帰宅し夕食後約 1時間勉強した後 40分位入浴後にベッドインしたらすぐに深い眠りついた。

「お早う御座います。レディの皆様方。それにしてはゴールデンウイークの真っ最中なのにどつき漫才みたいなことよく朝の爽やかな時間帯にやってらっしゃるのかなぁ。」
この家庭の大黒柱で家長&メロディ姉妹の父親、芽音キャスト (メインキャスト) が、一階の寝室から廊下を伝いキッチンへやって来たよ。

「お父さん、そろそろお迎えの方がいらっしゃる時間ではありませんか~~。」
母親のモゥタが父親のキャストに、弁当とステンレスボトルを渡しながら語りかけた。

ピンポ~ン。と玄関のインターフォンが鳴りました。

「芽音キャストさん、お迎えに来ましたよ。準備はOKですか ?」
父親キャストの会社の優秀な部下で五ヶ国語が端麗な帰国女子、澪音メイ(レインメイ) が彼女の 10年来の愛車 5ナンバーサイズ 5ドアのライトクロカンで、彼をゴルフ場へ送迎に来た模様です。

「澪音メイさん、だいじょぶだ~~。OKボクジョー。」
父親であり家長であり会社でもとある役職についている割りに、以外と「親父ギャグ」 をさらりと言ってのける模様ですねぇ。

「ねぇお母さん、お弁当下さいませ。あっ澪音さんお早う御座います。今日は父がお世話になりますけれど宜しくお願い致しますねっ。」
K県立I高校普通科 2年の芽音カル (メインカル) が何時の間にか二階から降りてきて、遠足に持っていく弁当を受け取りにキッチンに入って来た。

「あらぁ、何時の間にやら大きくなっちゃって。ところでヴォゥちゃんはお元気かしら。」
澪音メイは少々びっくりした表情をした。考えて見れば彼女が二女のカルと約 7年会っていないのだから、無理も無いのかも知れません。

「はい。姉なら今二階で遠足の準備で大わらわしている最中ですよ。」
双子の姉芽音ヴォゥ (メインヴォゥ) は昨夜就寝前に次の日の遠足の準備を終了させないまま二段ベッドに潜り込んで寝てしまった模様です。

「うふっふっふっ、相変わらず元気そうで安心しました。」
澪音メイは半分吹き出しながら一昔前の世界に浸っている模様でした。

「えぇー ? そうですかー。何時もじゃないけどたまに家や学校等で、迷惑を振りまいて困ったちゃん化してることがありますよ。」
妹のカルは一寸だけ不満そうに、左右のほっぺを膨らせて一息ついた。

「澪音さん、お待たせしました。それではえ~~と、お母さん。今日は夕方の 6時までには帰宅出来る予定なので、夕ご飯は自宅で食べれますので宜しくお願い致しますです。」
父親のキャストはキッチンから玄関に向けて移動し始めた。

「はいは~~い、分っかりました~~。親方~~。ではいってらっしゃいませ。」
母親のモゥタは家族の朝食と弁当の調理器具や、食器等の後片付けをしながら玄関の方を向いて返事した。

「ねぇーカルちゃーん、今何時ー ? 今日は駅前にAM 07:30集合だったよねー ?」
長女のヴォゥは何時の間にかキッチンにやって来て、シンクの上に程好く焦げたトーストと、殻を剥いてある半熟ゆで卵を口いっぱいにほうばりながら二女カルに尋ねた。

「あららぁ~~、ヴォゥちゃん。もうAM07:05過ぎてるわよ~~。今度のバスは確かAM 07:10だったよねぇ ?」
二女のカルは朝食を済ませて、ナップサックに弁当やステンレスボトルを入れながらついでに持ち物の最終確認をしながら返事をした。

「あのぉ、宜しかったら駅前まで車でヴォゥちゃんとカルちゃんお送り致しましょうか ?」
澪音メイは少々不安に感じたのか、恐る恐る遠慮しがちに姉妹達に語りかけた。

「そうだ、そうしなさい。澪音さん有難う。車だったら駅まで 15分で着くからね。」
玄関のドアを開けたまま姉妹達の様子を観ていた父親が納得した様に頷きながら彼女達に提案してみた。

「澪音さん、うちの姉のせいでご迷惑をお掛け致します。ヴォゥちゃん、もういくよー。」
二女のカルは玄関でトラッキングシューズを履きながら、長女のヴォゥに早く出掛ける様に促した。

「はいは~~い。お待たせしました。私のせいで澪音さんにご迷惑をおかけしてして仕舞いすみません。」
二女のカルに遅れること数分後彼女とブランドやモデルは同じだけど、カラーデザインが異なるトラッキングシューズを履き終えて、澪音メイに軽くお辞儀をした。

「ところで今年の遠足何所に行くんだぁ~~?」
父親のキャストはふと思い出し様な感じで娘達に質問した。

「えーとっ、A渓谷だよねー? カルちゃん。」
一寸だけ間をおいて三女のヴォゥは少々自信無げに四女のカルに聞き返した。

「はい、T都とK県の県境にあるT川の上流にある、川原で BBQ等アウトドアライフをエンジョイ出来るA渓谷ですよ。」
四女のカルは遠足の目的地をより分かりやすく返答した見たいですね。

「それなら電車やバス等の交通費は足りてるのかな ?」
父親のキャストは交通費のことが心配のようですか。

「私達 ICパスカード使ってるから大丈夫だよ。」
三女のヴォゥは即答されました。

「なぁ、ICパスカードってチャージ残高が足りないと、駅の改札口で入札や出札が出来ないんじゃぁないのかな ?」
父親のキャストはとって返す様に娘達に質問を返した。

「あっ、チャージ残高確認して無かった。ねぇーお母さん交通費貸して下さいませ。」
一寸だけおっちょこちょいの三女ヴォゥが母親モゥタにヘルプ ミーと救援信号を出した。

「いくら欲しいの ? 今手元には 二千円しか無いわよ~~。お父さんはいくら持ってるの~~?」
キッチンで話を聴いていた母親モゥタは家に小額の現金しかないことを伝えると共に父親キャストに話をリレーした見たい。

「うっ、なっ無いー!? って、最近はもう ICカードで買い物をする様になってから現金持ち歩かなくなったからなぁ。澪音さんわるいんだけど貸してもらえないですか ?」

「すみません、私も最近は ICカード使うようになって現金から遠ざかる様になりました。そういえば駅前にコンビニがありましたよね。そこのコンビニには 24時間利用可能の ATMがありませんでしたっけ ?」

「はい、それでは駅前のコンビニで現金を調達して娘達に渡せばいいですね。そうしましょ。」
父親キャストは娘達の交通費の問題が一段落したのでほっと胸を撫で下ろした様に返事したよ。

「其れでは芽音キャストさん、ヴォゥさん、カルさん、各々方いざ参りまするょ。」

「はいっ、合点です。親方っ!!」
ブルルルルゥゥ・・・・・・・・・・・・・・・
父親と彼の双子の女子高生と、彼の後輩の彼女が搭乗したオフローダーは、駅へと向かい芽音家を後にした。


「まったく、玄関先にゴルフバックやナップサックが置いてあるとは思わなかったわぁ、あいたたた。」
芽音家双子の女子高生が一寸賑やかで騒がしい ? 時間が過ぎ去った後、三女のメロがうんざりする様な口調で呟いた。

「ねぇメロちゃん、私達も早くしないと学校に遅刻しちゃうよぉ ?」
四女のディが一寸心配そうに疑問を投げかけた。

「ディちゃん分かったわょ。それにしても何でゴールデンウイーク期間中で、父親は会社が休みでゴルフに出掛けてるのに私達は学校へ行って、体力測定なんか受けなきゃならないのぉ。」
飛び石連休に対する彼女なりの不満を、二人の家族に彼女なりに感情を制御しつつ弱音を吐いたみたいです。

「しょうがないわよ。なんたって私達、未だ 18才未満で中学生だもの。父親に生活看てもらってるんだから文句言ってたら罰が当たっちゃうわ。」

「はい、忘れ物は無いわね。それじゃぁお母さん、学校に行ってきます。」
最後の確認の掛け声と母への登校時の挨拶は、妹はしなくても流石に双子の姉だけあって忘れない様子ですねぇ。

「はい。行ってらっしゃい。・・・・・そっかぁ、何だかんだで早 25年経ったのねぇ。高校卒業して四半世紀経っちゃたんだなぁ。先生や同級生のみんな元気かなぁ ? なんせ卒業してすぐ南関東地方に大学進学と共に引っ越したから・・・・・。」
芽音家の母親は 5人の家族を付かず離れず、微妙なバランスを持ちながら一見飄々としながらも、実は以外と温かく見守り続ける彼女が、ふと漏らした呟きでありました。

何時しか時間は流れAM 09;09頃に、玄関のインターフォンがなりました。

ピンポーン。

「お早う御座います。芽音さん、AtoZ宅配便ですぅ。芽音キャストさんにお届けものです。」

「はいー少々お待ち下さい。っと、印鑑を用意してとっ、お待たせ致しましたぁ。」

爽やかに晴れ渡った五月晴れの中、こじゅけいさんやヤマキジさんと牛ガエルさん達が鳴き合っている、南関東地方にあるT丘陵のゴールデンウイーク真っ最中のとある家庭の出来事でしたとさ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ドタバタドタバタ・・・どんがらガッシャン !!?? (台詞と状況説明合体版)

*♪* 彩色線美 ~一期一絵~ *♪*(23) でもにょんさんが UPロードされた小説に触発されまして
今回の小作品を UPロードさせて頂きました。
今回の当作品は何気ない日常の生活の中に、二人以上の登場人物の普段の会話で物語が進行していくタイプでしょうか。
もともとラジオドラマが好きで登場人物が二人以上の、会話のやり取りで物語の構成がされている表現方法が主力に成りつつあるみたいです。
だからあえて台詞の中に登場人物の名前や行動等を、なるべく織り込みながらなるべく話の前後が繋がる様にも注意をしながら記述しているつもりです。

尚今回 ↑ロードさせて頂いたのは

ドタバタドタバタ・・・どんがらガッシャン !!?? (台詞と状況説明合体版) です。

そして以前のバージョンは

ドタバタドタバタ・・・どんがらガッシャン !!?? (台詞版) になります。

宜しければ二つの小作品を比べてみては如何でしょうか ?

閲覧数:187

投稿日:2014/05/04 23:14:15

文字数:4,317文字

カテゴリ:小説

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  • 好音トワ

    好音トワ

    ご意見・ご感想

    ふむふむ、
    私も会話のやり取りで~っていうのが好きなので(漫画とかでアクションシーンのないくっちゃべってるだけの回とかw)
    この形式、なかなかいいですね~!

    この家族の温かさが伝わってきます!
    あとその年でDTMとは! うらやましい…!w

    2014/05/06 10:26:07

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