黒服の通り過ぎる窓の外
君は不思議そうに眺めていた
やがて来る終焉の予兆ともいえる
静粛な街の喧噪を
消える世界の抱く真実暴きに行こう
消える世界の抱く幻想攫いに行こう
見様見真似で愛を囁く君
壊れる世界にそれは
純粋すぎて あまりに不似合いで
僕はただあてもなく言葉を探した
黒服は時折白服だった
それを赤い花が彩った
乞い願う色彩の破片ともいえる
淡泊な色の行進を
死んだ世界の眠る秘密を暴きに行こう
死んだ世界の眠る姫君を攫いに行こう
見様見真似で愛を囁く君
崩れた世界にそれは
透明すぎて あまりに幼くて
僕はただあてもなく言葉を探した
芽吹く世界に座する契約を放ちに行こう
芽吹く世界に座する姫君は君しかいない
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