絶命-第一楽章-今日も今日とて私は泥の雨に浸かりながら

作詞 u-z(euge)

今日も今日とて、私は泥の雨に浸かりながら
いくつもの数えてきた絶望と土砂降りの言葉にうたれて
もがき苦しみ、一人深く溺れるの
結局は自分が可愛く愛しい。
だから貴方も貴方が可愛くてしょうがないんだ
「想う」それは素晴らしい事だと思った
だけど、全部嘘だった。

不毛な想いほど残酷なもの
もがけばもがくほど苦しい
いっそ、いなくなってしまえばいいの
記憶なんて消えてしまえば楽になれる
他愛も無い希望を望むしか出来ずに
私は今日も浸かるのです。

貴方は何も答えてくれない。
私の間違いも、貴方の間違いも、清算出来ずに
何も言わずに
不毛を繰り返した

行き場のない想いは
やがて腐り果てて
別の感情に侵食されていく
終わりにしたくても出来ない
お互いが愚かなのかもしれない
懺悔に懺悔を重ねても
楽になりたいと救いを求めても
何も届かずに
私は今日も浸かるのです。

今日も今日とて、私は泥の雨に浸かりながら
いくつもの数えてきた絶望と土砂降りの言葉にうたれて
もがき苦しみ、一人深く溺れるの
結局は自分が可愛く愛しい。
だから貴方も貴方が可愛くてしょうがないんだ
「想う」それは素晴らしい事だと思った
だけど、全部嘘だった。

憎しみは愛情を蝕み始め
やがて加速し、支配していく
愛情が深ければ深いほど、それは激しくなり
最も愛したものは、いつしか最も憎いものへと変わろうとし
「いけない」
「憎むことが？」
「だめ」
「どうして？」
「貴方をこんなにも傷つけたんだよ？」

貴方を責めてはいけないという自制心に挟まれ
自我が崩壊していく
積み木遊びのように
一つの積み木が外れれば
やがて全てが壊れていく

嗚呼、これは罰だ
私と貴方に送られた罰なんだ。
さぁ、始めようか。
全部終わりにするための事。
簡単な事。

人の心とは案外脆いもので
大事な部分が少しでも欠けてしまうと
絶望に堕ちてしまう
だから私は最も愛しい貴方を
最も憎み
そして
殺した
さよなら
愛していたよ
さよなら
ありがとう

やがて雨は降り止み
私も懺悔に耐え切れずに
そちらに逝くことになるでしょう。