「いつか私達は
出会い別れを知り

時の流れにだけ
流されず浮かんでいます」


箪笥の上にはほら
あの時の小さな絵

静かに年は流れ
空き地にも家が建つわ

風がふき
窓が笑う
「守ってくれるね、ありがとう」

花が咲き
つまれて笑う
「貴重な時間をありがとう」

時の中に忘れられてく
一つ向こうの家でも

たしかな笑顔のなかで
過ぎ行く時を見ていたい



ブルーベリーの実がなるわ
庭先 日だまり色

ゆっくり煮込んだなら
甘い甘いジャムにしましょ

みんなは笑い
彼女は笑う
「幸せ気分をありがとう」

猫が鳴き
彼女は笑う
「やわらか気分をありがとう」

風のなかで溶け込んでく
ひとつ向こうの笑顔

笑い声が続きますよに
彼女は笑い みんなは笑う



みんなは笑い
彼女は笑う
「幸せ気分をありがとう」

猫が鳴き
彼女は笑う
「やわらか気分をありがとう」

風のなかで溶け込んでく
ひとつ向こうの笑顔

笑い声が続きますよに
彼女は笑い みんなは笑う

ずっとずっと
彼女は笑う

「幸せ笑顔をありがとう」