乗合軌道 / 初音ミク mtrika
見えない後ろを詠む声が夕暮れにもならないなら
消えないままでもうきっと
十字路のせいにして隠した
前に進みたくはないから
捻り出した二人称軸に乗って
平面上のエスケープ
負にしかならない象限で
誰か過ぎてった
僕も過ぎてった
その相対速度が知りたかった
だけど掛け合った
だから欠けあったから
落ちるだけ、落ちるだけ
人生自由落下だから
後ろ髪がほんの、
揺れたなら君は花を舞う
鏡の裏を這う虫が焦げついたら透明だろう
消えないままのモスキート
耳を抜く余裕もないほどに
どこかの誰かが乗り合ってくれるなら公共交通機関だろう
誰か落ちてった
僕も落ちてった
でも相対加速度が疑わしいんだ
落ちるだけ、落ちるだけ
人生自由落下だから
後ろ髪が頬に触れたから
僕は花を待ったんだ
後ろ髪がほんの、
揺れたなら君は花を舞う
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乗合軌道 / 初音ミク mtrika
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