S1
誰ぞ ロウソク 灯し
あら おいでませ
宵闇に誘われ
ふらりフラリ眺める

笛の音色 手招き
さあ おいでませ
時 忘れるほどに
遊びましょう


夜が来る また 夜が来る
蝶の舞う 廻廊

夜が来る また 夜が来る
一夜の 色恋 あげる



A1
花よ 咲けよと 愛でれば
甘い 香りを 放って
白い 花染め
愛に 思い果無む



B1
二階から 見下ろす
この街は 綺麗で
錯覚?真実?逆さま



S2
色は匂へど 足りぬ
さあ おいでませ
暗闇の合間に
ちらりチラチラ 窓格子


弦を弾く 旋律
ねえ 踊りましょう
張り巡る 蜘蛛の巣
解けぬほど

夜は更ける まだ 夜は更ける
赤い糸 絡めて

夜は更ける まだ 夜は更ける
今宵も夢幻の 春を



A2
実り 望めば 費えて
甘い 口づけ 戯れ
朱い 紅さし
愛に 思い焦がれる



B2
二度とない 運命
この街に 捧げた
愛執?欲望?等し



S3
浅き夢見て 酔いて
ほら おいでませ
名も知らぬふたりで
ふわりフワフワ まどろむ

首を傾げて 問うの
ねえ 愛してる?
そっと 撫でる帯締め
吐息 混ざる


星を見る あの 星を見る
満月が眩しい

星を見る あの 星を見る
月とふたりきり 明星



C
今日も 鳴くの 夜もすがら
密の 味に 溺れ



S4
藍が染まると詐る
あなたが好きよ
刺す 銀の簪
きらりキラキラ 華やぐ

明い ロウソク 灯し
また おいでませ
そう ここは花街
蝶の住処


夜が明ける もう 夜が明ける
おいでませ やくそく

朝が来る もう 朝が来る
この恋 続きを いつぞ


【ひらがな】( )無発音
S1
たれぞ ろうそく ともし
あら おいでませ
よいやみに さそわれ
ふらり ふらり ながめる

ふえのねいろ てまねき
さあ おいでませ
とき わすれるほどに
あそびましょう


よるがくる また よるがくる
ちょうのまう かいろう

よるがくる また よるがくる
ひとよの いろこい あげる



A1
はなよ さけよと めでれば
あまい かおりを はなって
しろい はなそめ
あいに おもいはかなむ



B1
にかいから みおろす
このまちは きれいで
さっかく? しんじつ? さかさま



S2
いろはにおえど たりぬ
さあ おいでませ
くらやみの あいまに
ちらり ちらちら まどご(う)し


げんをはじく せんりつ
ねえ おどりましょ(う)
はりめぐる くものす
ほどけぬほど

よはふける まだ よはふける
あかい いと からめて

よはふける まだ よはふける
こよいも むげんの はるを



A2
みのり のぞめば ついえて
あまい くちづけ たわむれ
あかい べにさし
あいに おもいこがれる



B2
にどとない うんめい
このまちに ささげた
あいしゅう?よくぼう?ひとし



S3
あさきゆめみて よいて
ほら おいでませ
なもしらぬ ふたりで
ふわり ふわふわ まどろむ

くびを かしげて とうの
ねえ あいしてる?
そ(っ)と なでるおびじめ
といき まざる


ほしをみる あの ほしをみる
まんげつが まぶしい

ほしをみる あの ほしをみる
つきと ふたりきり みょうじょ(う)



C
きょうも なくの よもすがら
みつの あじに おぼれ



S4
あいがそまると はかる
あなたが すきよ
さす ぎんのかんざし
きらり きらきら はなやぐ

あかい ろうそく ともし
また おいでませ
そう ここは はなまち
ちょうの すみか


よがあける もう よがあける
おいでませ やくそく

あさがくる もう あさがくる
このこい つづきを いつぞ

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

○おいでませ

https://piapro.jp/t/ZRu5
こちらへの応募歌詞です。
採用いただきました!

花街をテーマにしました。
蝶や花に例えられる遊女、そこにはお客を絡めとる蜘蛛の巣もはられているかも…
恋した遊女を愛で、それ以外と欲張ると費えてしまう。

不思議な言葉を散りばめて、そんな世界観を表現してみました。

閲覧数:132

投稿日:2023/03/23 00:24:07

文字数:1,572文字

カテゴリ:歌詞

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