誰が誰に書いたかもわからぬ
びしょ濡れのラブレター
愛が破れさった痕跡は
激痛を伴った
騙され黙らされた本心は
すでに闇に落ちて
誰しも救わない 救えない
悪感情の糸の繭
かすれた 声のカラス
夢見た世界は 空彼方
寂れた 街の音は
悲しみに暮れた 蝉時雨
誰可に愛されたくて
高望み 火は燃える
君さえ 君でさえ
何かを 得るのだろ
世界は不条理
あなたに伝えたいこの思いも
どうせ泥へ潜る
いつか感じたはずの正義は
焦げきったチョコレート
夢の幻想の中の私は
刹那にきらめいて
すでに忘れ去った憎しみも
思い出して歪み叫ぶ
秤に 重さを問う
思い返すほど 不はつのり
錆びつく 床のナイフ
傷口に塗り込んだ 煙
誰化を感じたくなって
絶望し 日は墜ちる
僕さえ 僕でさえ
幸せ得るのなら
下界は不合理
あなたに贈ったはずの言葉は
なぜ差し止め似合う
永遠に縮まない それならば
切り刻んで混ぜるよ
毒の中で泳ぐその姿は
いずれ腐り果てて
その亡骸だけは 味方だと
勘違いに浸り染みる
誰が誰に書いたかもわからぬ
びしょ濡れのラブレター
愛が破れさった痕跡は
激痛を伴った
騙され黙らされた本心は
すでに闇に落ちて
誰しも救わない 救えない
悪感情の繭
お前が生まれたこの世界には
かつての光輝なく
掬えるはずだった恋慕さえ
理由なく零しゆく
必要悪からは何もかもを
奪い去っておいて
他には与えない 甘えなき
悪意の毒ガスで満ちる
誰がための愛の紋章すらも
忘れ寂れ腐る
かつての使命を背負ったまま
だれがだれにかいたかもわからぬ
びしょぬれのラブレター
あいがやぶれさあたこんせきわ
げきつうをともなあた
だまされだまらされたほんしんは
すでにやみにおちて
だれしもすくわない すくえない
あくかんじょうのいとのまゆ
かすれた こえのからす
ゆめみたせかいわ そらかなた
さびれた まちのおとわ
かなしみにくれた せみしぐれ
だれかにあいされたくて
たかのぞみ ひわもえる
きみさえ きみでさえ
なにかをえるのだろ
せかいわふじょおり
あなたにつたえたいこのおもいも
どおせどろえもぐる
いつかかんじたはずのせいぎわ
こげきいたチョコレート
ゆめのげんそおのなかのわたしわ
せつなにきらめいて
すでにわすれさあたにくしみも
おもいだしてゆがみさけぶ
はかりに おもさをとう
おもいかえすほど ふわつのり
さびつく ゆかのナイフ
きずぐちにぬりこんだ けむり
だれかをかんじたくなて
ぜつぼおし ひわおちる
ぼくさえ ぼくでさえ
しあわせえるのなら
げかいわふごおり
あなたにおくうたはずのことばわ
なぜさしとめにあう
えいえんにちじまない それならば
きりきざんでまぜるよ
どくのなかでおよくそのすがたは
いずれくさりはてて
そのなきがらだけわみかただと
かんちがいにひたりしみる
だれがだれにかいたかもわからぬ
びしょぬれのラブレター
あいがやぶれさあたこんせきわ
げきつうをともなあた
だまされだまらされたほんしんは
すでにやみにおちて
だれしもすくわない すくえない
あくかんじょうのまゆ
おまえがうまれたこのせかいにわ
かつてのこおきなく
すくえるはずだあたれんぼさえ
りゆうなくこぼしゆく
ひつよおあくからわなにもかもを
うばいあておいて
ほかにはあたえない あまえなき
あくいのどくがすでみちる
たがためのあいのもんしょうすらも
わすれさびれくさる
かつてのしめいをせおおたまま
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