「彼は笑う」
出会いは白銀の森のなか うっすらとただよう霧のなか一人の少女と出会う
エメラルドの目に黄金の髪優しい笑みを見せる彼女に僕は恋をしてしまった
僕は毎日その場所へ通ったそしてお互いの心が通じ僕たちははれて恋人どうしになった
そんなある日彼女が遠くの魔王に奪われた僕は知ってしまった彼女の将来を
彼女は魔王に嫁がなければいけなかったしかし彼女は僕を選んだ
僕は魔王を倒すことに決めたんだそしてついに魔王を追い詰めた
魔王の胸をさす鮮やかに血が溢れだす僕を見て魔王はにたっと笑った そしてこういった「俺たち一緒だな」と
溢れだす血を浴びて血を手で拭いた
そして彼は魔王の言った言葉を思い出した
魔王の血を浴びた自分
自分こそ芯の魔王ではないのかと・・・
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