隊員「たた隊長大変であります、ななな南極が、南極が緑色であります!!」
隊長「ああ、それはそうだろうねえ、それがどうかしましたか?」
隊員「どうかしましたかって…隊長なんですかそのお気楽発言は!不謹慎でありますぞ」
隊長「緑色だからと言って、わたしが何か慌てねばならない様な理由でもあるんですか?あるなら聞かせてください」
隊員「モチロン、この異常事態は地球温暖化のむごたらしい実情だからに決まってるじゃありませんか!」
隊長「え…そうなの?」
隊員「なんですか!隊長たるものが『そうなの?』とは!自分は情けなくなります!この地球はいまや温暖化で滅亡の危機に瀕しているのです!自覚してください」
隊長「だってねえ、今は南極夏ですよ、極地の日照時間は24時間もあるんですから、緑色のコケだらけが当然じゃあないですか。あなたここに来て2ヶ月でしょ?それくらい知ってるでしょ?何を今さらそんなことで騒いでいるんですか」
隊員「がっ……!!」」」
隊長「おや、どうしましたか?喉に何か詰まったのですか?」
隊員「なな何でもありません!じじじ自分は、その…たたた隊長の不謹慎なる発言を、聞かなかったことにします!」
隊長「わたしは不謹慎とは思いませんけどねえ…まあ、あなたがそう言うなら、聞かなかった事にしといてください」
隊員「えー、はい、次は、なんです、その…」
隊長「何ですか、言いたいことがあるならハッキリいってください」
隊員「その、ちょっと、お待ちください、あの、今天の声がですね…その、そう、聞こえてきました(なに?サンゴ礁の話をしろ?OK了解であります)…そうなんです!!」
隊長「あなた、何がそうなんですか?」
隊員「隊長!今隊長が不謹慎にも完全否定した地球温暖化についてですが」
隊長「別に否定しちゃいませんけど」
隊員「隊長はご存知ないと思いますが、今沖縄のサンゴ礁が、恐るべき地球温暖化の影響で絶滅の危機に瀕しているのです、どうです、知らなかったでしょう、エヘン」
隊長「ほう、そうなんですか」
隊員「まさにそうなんです!現在、沖縄では、著名な環境学者の田中律子先生が、サンゴ礁の危機を救わんとして、養殖サンゴの移植事業を試みておられますが、隊長はもちろんご存知ではないでしょうね」
隊長「はあ、知らないですね。タレントの田中律子なら知ってますけど…」
隊員「そんなものはマッタク関係ありません!」
隊長「まあ、そんなにいきり立たなくてもいいじゃないですか。それで?」
隊員「われわれ人類は絶滅の危機に瀕したサンゴを守り、地球環境を守りぬかねばなりません!地球温暖化を完全否定なさった隊長は、実に自覚が足らないといわざるを得ないのです!」
隊長「否定なんかしてませんよ。そういえば、タレントの方の田中律子さんは、白化したサンゴ礁に、稚サンゴを移植したりとか、オニヒトデの駆除とか、熱帯性の海草の刈り取りとか、なかなか熱心にやってるらしいですね」
http://talk-and-life.blog.ocn.ne.jp/blog/cat4237247/index.html
隊員「だからそんなものはマッタク関係ありません!」
隊長「環境問題に熱心なあなたなら知ってると思いますけど、熱帯サンゴ礁が北上してるって話ですよね」
隊員「は?き、急に言われても自分は」
隊長「海水温の上昇で、今まで小さな造礁サンゴしかなかった天草あたりでも、大きく成長したサンゴが見られるようになってきたとかいう話ですよ」
隊員「ほっほう…それは(ごにょごにょ)」
隊長「すぐにサンゴの駆除を始めないと、従来の自然環境が破壊される恐れがあります」
隊員「は?」
隊長「本来の自然を残すためには、巨大化した造礁サンゴを岩場から削りとり、ホンダワラやテングサなどの海草を植えなおさねばなりません」
隊員「ちょ」
隊長「温暖化に抗して沖縄のサンゴ礁を保全しなければならないのなら、天草や館山では、温暖化に抗してサンゴを駆除し、海草や海藻を植えねばならない理屈になります」
隊員「きき詭弁…こここ国辱ものの悪質な詭弁に相違な……がっ!!!」」」
隊長「またですか、窒息死しますよ」
隊員「だだ大丈夫です、なにも問題はありませんっ!」
隊長「あなたは本当に環境問題に熱心なんですね、感心しました」
隊員「自分は地球を温暖化による滅亡の危機から救うためなら、この命をも捨てる覚悟をしております!」
隊長「温暖化による地球の危機で、あなたがもっとも危惧している事はなんですか?教えてください」
隊員「え?あーそれはでありますね…ちょ(ごにょごにょ)まさにそれはその(…何?かいすいめんじょうしょう?)そう!そうなんです!まさに!」
隊長「どならなくても聞こえてますよ」
隊員「先ほど隊長が不謹慎にも完全否定した南極の温暖化によって、大量の氷が溶け出した結果、いまや地球上のすべてのものが水没の危険にさらされていますが、もちろん蒙昧な隊長はご存知ありませんね?」
隊長「わたしが蒙昧とは失礼な事を言いますね、それに否定なんかしてないって言ってるじゃないの」
隊員「いや失礼いたしました、それより!今南太平洋の島々は水没の危機に」
隊長「沖ノ●島も沈んじゃったよね」
隊員「う、うえぇッ!ななな何を言い出すのかこの」
隊長「潮位もかなり上がってるらしいからねえ、満潮時にあの蓋を開けたら、大変なことに」
隊員「きき貴様…○華のスパイか?」
隊長「ツバルが海抜低いって言っても、●ノ鳥島ほどじゃないでしょ。ありゃ贔屓目にみてももう」
隊員「まだ言うか!こここ国賊…きき貴様もはや隊長でもなんでもない!くわぁ……がっ!!!」」」
隊長「またですか」
隊員「て、訂正しなさい!今ならまだ間に合う!武士の情けです」
隊長「だって出てるの出てないのって、重要な問題をそんなあやふやなものに委ねちゃってるのはおかしいですよ。シャラポワのサービスがアウトだインだってゴネてるのとは次元が違う話じゃないですか」
隊員「隊長は現実をなにもわかってない…」
隊長「つまりですね、地球温暖化はこのようにさまざまな危機をもたらす、っていう話にしときましょうよ」
隊員「はあ」
隊長「そうそう、あなたもうノドは詰まらないんですか」
隊員「え……がっ!!!」」」」
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