(S)都に散れど また咲き誇る
切なし 空に知られぬ雪
花は根に 鳥は故巣(ふるす)に
夜のしじまに 冴え返らん


(A)夜の帳下りて 月夜見(つくよみ)男の笛が鳴る
人の咎(とが)を忍び笑い 刹那と永劫の詩(うた)

(A1)花の魁(さきがけ)に誘われて 夜の殿は夢を見る
花は折りたし梢は高し 桃源の定(さだめ) 儚(はかな)

(B)蒼天の 蟠(わだかま)り
暁の 帰り坂
「とおりゃんせ、とおりゃんせ、
 此処は何処の、細道じゃ」

(S)都に降れど また融け去らん
切なし 空より垂れる帯
小波(さざなみ)に 鳥は謳えよ
夕の宴に 消え染まらん


(A)花と散るは頭(かしら) 刹羅女(せつらにょ)は踊る白拍子
金魚鉢をゆらり揺らし 涼しや祭り囃子

(A1)秋の団扇(うちわ)寄り生御魂(いきみたま) 寒紅ならもう少し
氷花(ひか)に誘われ凍蝶(いてちょう)は 憐れな賓(まろうど) の様

(B)炎天の 蜃気楼
白菊の 夢心地
「かごめ、かごめ
 籠の中の、鳥は」

(S)都に散れど また咲き誇る
切なし 空に知られぬ雪
花は根に 鳥は故巣に
夜のしじまに 冴え返らん


(C)「勝って嬉しい花一匁」
夕暮れの刻(とき) 古に恋(こ)ふる鳥
「負けて悔しい花一匁」
花魁の姐さんや、お手手繋いで遊びましょ

(S)都に散れど また咲き誇る
那由他(なゆた)の 空に知られぬ雪
月に叢雲(むらくも) 花に風
鞠を小脇に 「踊りませう」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

四抄歌

空に知られぬ雪は儚げに、
祭り囃子は高らかに、
秋の団扇は何処か侘しく、
氷花と凍蝶は終わりを歌う。
さあ貴方も和の心を以て、共に「踊りませう」

タイトルは「しそうか」と読みます。
精一杯の和を表現。限界←
色々と歳時記関連の用語を詰め込みました。
ある意味漢字テストのような歌詞(
一人称が出てこない歌詞って難しい(´・ω・`)
これ読めないよ!どういう意味だよ!というのが有りましたら、
どうそコメ下さいませ…

※(A1)は(A)と字数は違うけど(A)の応用で何とかなるかな?と思うものです。

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投稿日:2010/07/28 23:55:59

文字数:627文字

カテゴリ:歌詞

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