■
A
黄色の パラソルを
回して 水音切って
服から 顔出した
子猫が 欠伸をした
見つめる 幾千里
広がる 眺め深く
雨雲 溶けてゆき
木漏れ日は森の色
B
ゆらり ゆらり 風が 触れて
水が 空を 映した
今日も 一人 子猫 連れて
森は 深い 夕闇
C
気配を 感じて 邪曲の 囁き 樹海の 恐れを 進み
縮んだ 勇気を 祈りに 流して 少女の 旅路は 続く
■
A
緋色の 東雲に
優しく 光満ちて
静かな 靄の中
芽吹いて また始まる
子猫の 案内に
歩みは 力強く
行く手を 遮る木
高くなって 予感する
D
遥かな 記憶を見る
そこに光がある
忘れて しまわないで
いつも傍にあるの
B
それは いつも 見てた 夢の
落ちた 星の 軌跡を
深い 森の 中へ 消えた
そして ついに もうすぐ
C
無くした 景色を 古樹の 陰から 見上げて 祈るの 強く
太古の 輝き 四方に 広がり その時 見たのよ 虹を
もりのかなた
kiriaさんから依頼されて書いた詞です。
語彙
「緋色の東雲に(ひいろ の しののめ に)」
⇒「赤色の夜明けの空」という意味になります。
今でも後悔している詞です。製作期間は2週間もかかったんですが、どうにも上手く書く事ができませんでした。
曲に詞が使われるってだけで「なんとしても完成してやる!」という気持ちだけでした。今思えば、難しいなと感じた時点でちゃんと断るべきだったと、後悔しています。
この経験を契機に、色々と考える様になった記憶があります。2012/10
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