鋭き眼にも、涙
似合いもせずに おいおい、おいおい
憐れなれども 心なしか、色を感ずる

狐 それは、狐
人を化かし 人に、憑き そして
時偶(ときたま)に 人に、益(えき)を授ける者

「この体は、永遠に、私のモノだ!」
夢の中 青年が、叫ぶ
尚も 泣きじゃくる そんな、妖狐は
「このままじゃ、終わらんぞ」
密やかに、そう、呟いていた 戦は、これからか

祠に、住まう 兎
埃を被り 静静(しずしず)、静静(しずしず)
忘れられても 神の力 永久(とわ)に、絶えぬか

少女 それは、少女
彼を化かし 彼に、憑き そんな
狐から 彼を、守りくださいまし!

「その体、時偶(ときたま)に、私のモノだ」
娘へと 兎神(うさぎがみ)、語る
彼の、その、体 狙う、妖狐は
「このままじゃ、終わらんな」
兎様、力、宿っていた 乙女の、その、体

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

時偶に、狐と兎

作曲者募集。

※タイトルは、“ときたまに、きつねとうさぎ”
と、読みます。






『灯火、炎舞』#2

閲覧数:81

投稿日:2024/05/07 15:32:10

文字数:369文字

カテゴリ:歌詞

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