むかしむかしあるところに
いさかい嫌いな王子様
全土の争い眺めては
いつでも心を痛めてた

争い起こせと皆が言う
先手を捉えて我が国を
頂点にいだきませませと
臣下が揃えて口を出す

総ては青き自国の為
無垢な命まで刈り取れと
巨国の野望を御しきれず
王子は逃げ出した

「私の 器では…」

悪の種 蒔き蒔かれる
咲かぬ事だけただ祈り
お忍びと称し逃げ出した
ああ、行き着く先は緑の国


いつも逃げてはこの国に
旅人と名乗り息をつく
いつもと異なり起きたのはぶつかる緑髪の娘

柔らかに笑うその娘
瞳に隠すは強い意志
王子は己に無いものを
愛しく問わずに抱き締めた

王子が自国に戻る間に
黄色が緑へ攻め入った
単身緑へ駆けるでも
彼女はもう居ない

「誰か…夢だと……ッ!」
悪の華 咲き始める
血の抜けた青色に
彼女の骸を見つけても
嗚呼、身分が邪魔して抱き寄れない


失望の中沸き上がる
暗い闇色一輪の
小さな蕾を胸に抱き
反乱軍へと力貸す

赤色の剣士頷いた
同じ瞳した相手へと
王子は自ら弓つがえ
身分を隠して飛び込んだ


一矢に一つの赤が散る
憎しみ何度も射抜いても
想いの彼女は戻らない
彼女が遠ざかる

「何をすれば…!」

悪の華 咲き溢れる
涙流す 青き王子
その華望まぬ赤色に
嗚呼、王子が自ら染めていく



処刑の鐘が鳴る時刻
断罪望み見届けた
首落ちし者その顔の
遺した笑顔に息を呑む

制止も聞かずに振り切って
確信を持って席を立つ
咎を重ねても戻らない
総ての絶望 身を委ね


後悔は既に擦りきれて
(お願いですからもうやめて)

何度咎をも重ねても
(私は平穏愛してた)

彼女は蘇りはしない
(この身を捧げて悔いはない)

彼女が戻らない
(お願いもうやめて)


「…総てが 間違えていたのだ」


闇の華 豪奢に咲く
大陸全土血に染めて
総てを憎しみ捩じ伏せは
嗚呼、心を亡くした青き王

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

蒼ノ王子 【悪の娘】替え歌バージョン

~【蒼ノ王子】~ 【鏡音リン】悪ノ娘【中世物語風オリジナル】(sn2916956)を「海の向こうの青い人」視点で歌ってもらった

ニコニコ動画に投稿した、http://www.nicovideo.jp/watch/nm10427760の替え歌の歌詞部分のみをアップ


フィーリングで書いてます。自由に日本語がおかしいと思う部分は直してご利用戴ければ幸いです。

閲覧数:170

投稿日:2010/04/18 13:35:52

文字数:820文字

カテゴリ:歌詞

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