奪うために生み出したくせに それを許すなんてこともせず
祈りや懺悔の言葉も知らずに 赤に塗れて軋んだのは
錆びた歯車? それとも・・・

ただ冷たいだけの僕を それでもキレイだと笑ってくれた
君まで全て壊してしまいたいだなんて そんな

何をためらう?

そんな声が僕を飲み込もうと あるはずの無いモノを探す
ほんとは信じてもいないくせに そんなことに恐怖して
潰れてしまいそうになる 

「助けて」だなんて 都合のいい時だけ君の名前を呟いた
卑怯な僕を抱きしめる 君の幻想を見るたびに
知らないはずの体温(ぬくもり)が 僕を包み込む




許される必要なんてない そんなことを言ったくせに
自分から捨てたモノを いつまでも追いかけているのは
君と約束したから? それとも・・・

涙も流せない僕に ならば叫んでごらんと言ってくれた君
思考と一緒に君まで消えてしまいそうだなんて そんな

楽になれるよ?

そんな声が僕を誘って 思わず手を伸ばしそうになる
誰にでもばれてしまうような 言い訳ばかりして
諦めた振りを続けた

「助けて」だなんて 都合のいい時だけ君の名前を呟いた
卑怯な僕を抱きしめる 君の幻想を見るたびに
知らないはずの体温(ぬくもり)が 僕を包み込む




君はまるで道化のように 僕には言葉をよこすだけ
強請る言葉も知らない僕は 戸惑い瞳を閉じるだけ
みんなより少しだけ多く 汚れてしまったというだけ
全部洗い流してしまうまでに より時間がかかるだけ


失くした振りをやめてしまえば 君に笑い掛けることができるだろうか
(ためらいもなく僕の手を取る そんな君はまぶしすぎて)
少しずつしか思い出せない僕を 君はいつまで待っていてくれるだろうか
(木漏れ日が優しい色をしているのを 見上げて初めて僕は知った)
不安から逃げ出してしまう僕を 捕まえている君の手は
(水鏡の中の君にばれないように 送った小さな花束は)
この世界に僕を引きとめる たった一つの鎖となった
(まるで君の言葉みたいに 儚くきれいに沈んでいった)

生まれた理由なんて 誰にも解かりはしないのだと 
全てを理解した瞳を持つ君は 確信を持って囁いた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

機械仕掛けの

初投稿です。緊張しております。

人間の身勝手さといいましょうか。その辺からイメージが始まりました。
僕には機械仕掛けの、というよりは人間から機械となった(戦闘用のアンドロイド?)となった。
という裏設定があったりします。(その辺うまく出せなかった・・・)
それとも・・・の後や、モノの中には心という言葉が入ります。
戸惑いながら、機械のような心が溶けていく様を感じてもらえたら嬉しいです。

もっと見る

閲覧数:163

投稿日:2010/02/17 19:14:15

文字数:924文字

カテゴリ:その他

オススメ作品

クリップボードにコピーしました