平和で満たされた優しくなんてない現実
広がる未来を新芽のように間引いていく
冷ややかに彩られた夜に逃げ惑って
怖気付き震える足では上手く走れない
魂さえも壊れてしまう
眠りたいよ 眠れないよ
恐ろしい悪魔にまだ怯えている
救いに触れないように檻へ閉じ込めるというのなら
世界を滅ぼせる呪文をここで唱えてもいいよ
順序良く名付けられた生真面目な羊が
纏っていた皮を破って嘲ら笑っている
深く深く溺れていく
鼓動の音も 呼吸の音も
わからなくなってしまうほど――
魂さえも壊れてしまう
眠りたいよ 眠れないよ
幼気な夢なんてもう捨ててしまった
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