真夏と追想 / ユフ

http://www.nicovideo.jp/watch/sm33606917

「海が見たい」
懐かしい言葉と閉ざした想い
叶えられぬまま

七色に光る　君の瞳
幻の様に綺麗だった

夏空の下　一緒に燥いだ君は
何処にも居なくなった


流した汗が乾くころ
向日葵は俯いていた

涙で滲む夕焼けに
背を向けて


夏の夢を駆ける僕らは
誰かの背中追いかけていた
変わらない町　この毎日が
永遠にある　そう信じていた

日が暮れても　笑いあってた
夕日の色を好きだと言えた
もう戻れない　幼い影が
無邪気に走り抜けていく


遥か遠い　星空眺めて
捧げた祈り　届いているかな

生まれては消える　淡い生命
幻の様に愛しかった

優しく笑う陽だまりの様な君を想うと
胸が傷むんだ

虚しく揺れる影法師
蝉の声はもう聞こえない

思考は熱に惑わされ
朽ちていく


夏の記憶　語る僕らは
安らぐ場所を探し続けた
向日葵の咲くあの丘の上
楽園がある　そう信じていた

夜が明けても手を繋いでた
消えない傷を癒そうとした
もう何処にも無いそんな世界を
愛し続けていた


夏の夢をかける僕らは
誰かの背中　追いかけていた
暖かな街　この毎日が
永遠にある　そう信じていた

日が暮れても笑いあってた
夕日の色を好きだと言えた
もう戻れない　幼い影が
無邪気に走り抜けていく