彗降　inst

彗星が流れ空に消えた
僕の瞳に焼き付いていた
あの日空を見ていた記憶を
心の内にそっと仕舞い込んだ
きっと何か違ったら
僕はそんな事思わずに
ただ昨日進んだ景色を
振り返っていただろう

僕はまた
流れ浮かび消える雲を眺め
空の青さに目を奪われていく
頭の中で流れてる
このメロディーは何処へ
闇の中何も見えずに進んでく
目の前の景色さえも追い越す勢いで
そんな勘違いでも良いからさ
また進んで征く僕らは
明日へ


凪いだ水面に照らした太陽
海の下泳ぎ遊ぶ魚に
一度想いを馳せてみた
だけども何も解らなかった
僕は僕でしかないし
君も君でしかないよなんて
そのありふれた言葉でも
言い続ける事に意味があんだ
恐らくね


世界が何を中心に回るか
なんて僕には解らないけど
それでも心臓が高鳴ってる
これに意味を付ける必要はないし
今日見ている空や
昨日見ていた空に
どんな事を想っても
許されるはずだから

僕は今息をして歩き出した
もし光差す景色なんて見えなくても
歩き出したこの足が
何処かへ連れてくから
希望を抱いてただ世界を歩け
下を向いてる暇なんて今はないからさ
ただ前に進みたいと願う
この気持ちを忘れないように歩け