こんにちわ、みわみみです。
いつもコラムを読んで下さり、ありがとうございます。
今日はね、雑談ですよー。

先日、熊本県宇土市にある『御輿来海岸』に写真撮影に行ってきました。
この文章の投稿の直前3つの写真を撮ってきたところですね。

私は熊本に住んでいるのですが、熊本には『熊本日日新聞』という地方紙がありまして、誠にしょうもない記事ばかり載ることに関しては右に出る新聞社はないと個人的に思っております。
そんな地方紙にもメリットはありまして、熊本県内のイベントや動向を知るには最適なんですね。
ついでに言うと熊本県内のお店のチラシが多いというメリットもあります。
話がそれましたが、その新聞のトップに『御輿来海岸が見ごろ!』という地方色丸出しの記事が一面にデカデカと載っていたわけです。

この御輿来海岸、有明海にありまして、日本で一番干満の差が激しい地域の1つです。有明海と一口に言っても地域によって異なりますが、平均3~4m、一番差のあるところで6mも干潮と満潮で潮位が違います。
その有明海の一部の御輿来海岸は最も干潮になった時に縞模様の海底が現れることで有名なんです。
昼間に見ても綺麗なのですが、日の入りあたりに夕日に照らされる光景はそれはそれは幻想的で『日本の夕日百選』にも選ばれている名所だったりします。
しかしながら日の入り時刻あたりに最も干潮になることは年に10日ほどしかなく、なかなか簡単に見れるものではないのが難点です。
加えて、天候にも左右されますので、一度逃すと次の機会が大変でもあったりします。

その年に10日ほどしかない絶好のチャンスを地元記事のためだけに取っている新聞のおかげで知ることができたので「これは撮影に行くしかない!」となったわけです。

車で行くこと市内から片道1時間ちょっと。
新聞には御輿来海岸の展望台からの写真が載っていましたが、凄まじい数のカメラマンの方々も一緒に写っていて激萎え!
私は人が多いところは嫌いなのです。
加えて、三脚をずらーっと並べて皆で一斉に写真を撮っている光景にどうにも馴染めなくて「あの輪の中にいたくない」というのも本音です。
そんなわけで展望台ではなく、砂浜に行ってみました。
砂浜は広いですし、人もそんなに多くなくていい感じ♪
でも・・・
なんとも写真映えしない。
ううん、こんな写真を撮りたいのと違う・・・

そんなわけで激しく出遅れたにも関わらず、それから一応、展望台の方に移動することにしました。
移動すること車で30分。
看板の指す路地裏に車で入ったはいいのですが、その道の狭いこと!
車1台やっとのすごく狭い道。
そして山の上に続く車1台やっとの小道。
これは・・・もしも道を間違えていたら洒落にならない・・・。
ちょうど地元の方っぽいおじ様がおられたので車の窓を開けて「この道で正しいですか~?」と尋ねてみる。

おじ様「あってるけれども、この道はいかんがええ! もう展望台はとっくに満車だし行ったら進みもバックもできなくて酷い目に遭うで! うちの庭に車止めてええから、歩いて行ったらええ。歩いて10分くらいだから」

ということでお言葉に甘えて車を止めさせてもらった歩いて行くことにしました。
ありがとう、おじ様!

さて、展望台に行くわけですが、実は私、展望台に行くのは初めてだったりするのです。
海岸の被写体までどのくらいの距離があるのか全くわからず。
う~~~ん、本来ならば14-24mmの1本で行きたいところだけれども、もしもそれが合わなかったらまた取りに帰るだけの時間はない。
しょうがない・・・全部持って行くか!!!

というわけで持って行ったものリスト

カメラ本体+14-24mm =約2kg
24-70mmレンズ 約900g
28-300mmレンズ 約800g
三脚 約3kg

合計 約6700g

これを全部肩から担いで持って行きました。
首からカメラを提げて、たすき掛けでレンズの入ったナイロンケースを左右に1本ずつ、肩には袋に入れた三脚を背負う。
重いより何より恥ずかしかった・・・。
何やってんだ、私って何度自問したことか。

そして急な坂道を登ること約10分。
目的地の展望台にたどりつき、眼下には絶景が広がっていたのですが・・・
凄い人の数々!!!
みんな三脚ずらーっと並べて構えてるし!!!

いや、そんなことはどうでもいい。
私も早く写真撮らねば。
夕暮れの日の落ちるのは早いのです。

早速、カメラを構えるのですが・・・思ったよりも凄く遠い!!!
こんなの14-24の超広角で撮ったってダメじゃん!!!
よく「風景を撮りたいので超広角が欲しい」って人がいますが、あれも適材適所であまり風景には超広角って向かないことが多いんですよね。
よほど前景にいい被写体がないと景色が遠くに小さく写るだけの写真になってしまいやすいです。
試しに2,3枚撮ってみたけれども、やはり絵にならず、すぐに24-70mmにはめかえる。
しかし、これでも遠い。
うーん、だったら画質が落ちるけれども28-300mmにするしかないか。
結局、使うつもりのなかった28-300に決定。
よかった、全部レンズ持って来ていて・・・。

よく怒られますが、私って基本三脚使わないんですよ。
なんか三脚立ててる姿がスマートじゃないっていうのか、エレガントでないというのか(爆)
露出を計ってみるとISOをちょっと上げてやればシャッタースピードが1/500秒でいけるとわかったので手持ちでも十分いけると思いました。
実はじっくり撮影ってほとんど初めてやったんですけれども、じっくり撮りではマニュアル撮影が楽ですね。
露出がブレないのがとても撮りやすいです。
「おお~いいね、いいね~」とモデルのおねーちゃんを撮っているかのように内心呟きながら撮影を継続。
あれって本当に言うんですかね???

そうやって撮っているうちに日が沈んでしまい、9割ほどのカメラマンの方々が帰ってしまわれました。
個人的には日が沈んでからが勝負だと思うのですが、そう思われない方が多いみたいです。
いくらなんでも手持ちでは限界が来ていたので三脚をここで仕方なく設置します。
おお、流石だ! ほとんどブレない!!!(当たり前)
そうしてほぼ真っ暗になってしまって、撮影を終えることにしたわけですが、ここで問題発生。

真っ暗で帰り道が見えない・・・。

田舎の山奥で街灯1つないんですよ。
一寸先は闇。
しまった、撮影に夢中になっていてここまで考えていなかった・・・。

そこで思い付きましたよ。
スマートフォンの懐中電灯機能!
これで照らせば足元はなんとか見える!
そして無事、なんとか車を止めたお家まで辿り着きました。
ああ、怖かった・・・。
そしてお礼言って帰りましたとさ。

そして撮れた写真がこの投稿の前にアップした3枚の写真だ! どーん。
300枚くらい撮ったうちの3枚です。
1/100ですね、エースですよ、エリートですよ。選ばれし者ですよ。

今回の撮影でいろいろと学んだことが多かったです。
そしてまだまだですが、自分が1つステップアップしたような気がします。
なんかやっと自分のカメラの性能にふさわしいくらいの写真が撮れたかなーって気がしました。

ツイッターなどで写真家やイラストレーターさんのコメントを読んでいて目についたのが「あまりに自分の作品に自信のない発言はよくない」というもの。
たしかに撮った本人が作品に対してネガティブな発言していたらせっかくブックマークやイイネをしてくれた人がガッカリしますよね。
なので、今後はそういうことは控えるようにしようと思いました。
それに今回で結構、自分の思い描いていたような写真が撮れたというのも自信に繋がりました。

またこれからも上を目指して撮影していきたいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します☆

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

雑談 ~御輿来海岸 撮影~

閲覧数:681

投稿日:2016/02/20 22:59:49

文字数:3,279文字

カテゴリ:その他

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