私は人魚だ。
   足が魚のヒレになっているあの人魚だ。
   でも人魚だからって特別なことはない。海の中で生活していること以外
   人間と何の変わりもない。
   食べて動いて寝る。ただそれしかやることもない。
   来る日も来る日も同じことしかできない、ちっぽけな存在だ。




   海の上。そこにはこの退屈を満たせるものが有るのだろうか。
   『夢』や『希望』。そんなものが満ち溢れているのだろうか。
 

  

   海の上での生活は何回か他の人魚に聞いたことはある。
   ここにはない『地面』というものがあって、自分の足で歩けるといっていた。
   『字』というものもあって言葉なしでも会話が出来るらしい。
   



   ヒカリ。
   海の上から降ってきた煌びやかなヒカリ。
   明るい、楽しそうな声が聞こえてくる。
   海は暗い。呑まれそうになる。
   海の上に憧れをもったのはこの日だった。




   歌が聞こえてきた。
   澄み切った、男性の声だった。
   速くもなく、遅くもない。そんな歌だった。
   私はしばらくその歌を聴いていた。
   ただゆっくりと、時はながれた。




歌を歌う。
   あのときの歌を思い出しながら。
   小さなヒカリを集めながら…
  

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

人魚

かかせていただきました!
ららちろるさんのイラスト→http://piapro.jp/t/ArVv
なんか小説じゃないですね・・・

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閲覧数:151

投稿日:2011/09/16 21:17:03

文字数:574文字

カテゴリ:その他

  • コメント1

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  • たると

    たると

    ご意見・ご感想

    とても素敵でした!ありがとうございました!

    2011/09/17 15:07:14

    • 美里

      美里

      書かせていただきました!こちらこそありがとうございました!

      2011/09/17 15:41:21

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