桜の花びら散るたびに少しずつ削れる私の身
散りゆく花びら広がって楽譜の上にひらひらり
その花びらを見つめながら私は最後の歌を歌う

春の日差しがまぶしいくらいの部屋の中
私の身を照らしながら私を包む春の歌

夏の日差しが暑くてまぶしい部屋の中
私の身を焦がしながら私を囲む夏の歌

秋の日差しがきらきら光る部屋の中
私の身を光らせながら私を避ける秋の歌

冬の日差しが雪を照らす部屋の中
私の身を溶かしながら私を写す冬の歌

春夏秋冬(しゅんかしゅうとう)過ぎてゆく四つの季節
どの季節もとても美しかった
だけどもどの季節(うた)も私の身を癒すことはできない

私のすべての思い出も
私のすべての歌詞も曲も
すべて私の中にあるものを
歌として作り上げた音符がない楽譜

私の身も長くはもたないその前に
この歌を歌いとげたい
そして最後に私が何かを残せるのなら
私のすべてを吹き込んだこの歌を
この桜の木の下にしまっておこう

桜の花びら散るたびに少しずつ削れる私の身
散りゆく花びら広がって楽譜の上にひらひらり
その花びらを見つめながら私は最後の歌を歌い切る

桜吹雪と共に消え行くこの身
あの空の果てに私が見たものは

『大輪の桜の木』

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【まんじゅう】曲と題名募集㊥…【猫村いろは(仮)】

またやらかしたぞぉ~
まんじゅうがやらかしたぞぉぉぉお…
誰か…私を止めてくれ…ww
じゃなくて、曲と題名をくれぇぇぇ…
あぁ…氏ぬぅぅ…((氏んでろっww

閲覧数:53

投稿日:2011/07/11 23:05:14

文字数:519文字

カテゴリ:歌詞

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