ノスフェラトゥが、何か大きな包みを持って走ってきました。
「うさぎさあぁぁぁん。」
「まず止まろうか。」
「今日さ、なんの日か知ってる??」
「まぁ、一応ね。」
「だから、はい!!」
「ありがと・・・。これは・・・、何が入っているの?」
時計屋くらいの大きさがありました。
「チョコだよ、機械人形のところで手作りしたの。」
「(いろんな意味で)重いよ・・・。」
「しかもね、ほら、ウサギさんの形なんだよ。」
「・・・え、マジで?」
「うん!」
(この子は何をしたいんだろ。何で僕の等身大チョコ作ってんの?)
「すごいでしょ?」
「うん、すごいけどね、コレ食べれんの?」
「チョコだから食べれるよ。」
「あぁ、そう。(自分食べるみたいで、すっっっっっごく嫌なんだけど。)」
「でも、食べにくいよね。(形状的な意味で)」
「確かにそうだよね。(心理的な意味で)」
「じゃ、 壊そう か?その方がいいでしょ?」
「・・・・・・、うわぁ。」
たとえ、チョコ製だとしても、自分が壊されるのは見たくない。
けども、なんか食べないと悪い気がしている。
でもそのままだと食べる気もしない時計屋。

「いや、あの、本当にちょっと待って。いろんな意味で複雑な気持ちになるから。」
「はーい。」
「・・・。ほんとにどうしよう。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

時計屋小説もどき(IN バレンタイン)

今日半日かけて考えた時計屋。
等身大チョコは貰ってもやだよね。
やり過ぎにはご注意を。


前のバージョンに時計屋達の会話

閲覧数:831

投稿日:2010/02/14 23:52:20

文字数:554文字

カテゴリ:その他

  • コメント1

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  • 短足猫足@失踪中

    短足猫足@失踪中

    ご意見・ご感想

    小説すごくおもしろいです^^
    ノスちゃんはどうやってそんなにも大きなチョコを作り上げたのでしょうか(笑)
    ウサギさんとノスちゃんのコンビが好きなので読みながらニヨニヨしてしまいました(←その笑いやめろ)
    黒ウサギと帽子屋さんのお話まで書いていただけるなんてうれしいです!!
    よし、このお話漫画にしちゃいますよ!!(バレンタイン過ぎたけど)
    もしいやな場合はいってください。

    2010/02/15 11:09:06

    • ku-yu

      ku-yu

      >>チェシャ猫ちゃん


      帰ってから報告しようと思っていたんですが、先に見つかっちゃいましたね。

      面白いといっていただければ幸いです。
      ノスフェラトゥとのコンビって最高ですよね!
      多分、整備士に型を作ってもらったんじゃないですかね?

      えっ、漫画ですか??
      もし描いてもらえるのでしたらものすごく喜びますよ!!
      嫌なんて全く思いませんよ。
      描いていただけるのでしたら、ぜひともお願いしたいです!

      2010/02/15 18:38:38

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