『左眼』


目が醒めて鏡の前 腫れた左眼 指でなぞる 
「好きだったから」 ありふれた言い訳が拭えずに

予防線 取り去ったのは 自信じゃない 信じたから
時間(とき)は過ぎたけど カサブタにすらならないね

思い出すのは何 名前呼ぶ声と涙の跡
忘れられない過去(もの)は何 薄い唇と狭い部屋
途切れることのない記憶に 今も君を求めてる


明かりが灯る街並み 滲んで見える 午前零時
染み付いた香水が ただ巻き戻しを始めてく

あの子は元気ですか? とぼけた顔のぬいぐるみ  
重ねた手と手に 一つになれる気がした

寒空の下 答えを知りたくて 膝抱えて震えてた
抱きしめてくれた温もりは あの時と違ったね
二人が過ごしたあの冬に 今もまだ僕はいる


思い出すのは何 名前呼ぶ声と涙の跡
忘れられない過去(もの)は何 薄い唇と狭い部屋

ふさわしいのは誰? 君に必要なのは彼じゃない
幸せに出来るのは誰? 君の答えは僕だった
僕を幸せにできるのも 貴方だけだったなのに

眠れずに鏡の前 また左眼をなぞる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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左眼

つりさんに捧ぐ。

閲覧数:78

投稿日:2011/02/23 08:28:41

文字数:456文字

カテゴリ:歌詞

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