途切れたって長々アシアト
終わるわけじゃない続く日
シンバルは鳴らなくなったって
誰かがペダルを踏んでいるんだ

確かめたい？忘れられたい？
暗号化されたら私じゃ無くなる
寂しいのは脳みそのせいだから
躓いた暗闇当たる角爪先

選べない無尽蔵な選択肢を前に
選ばない安らぎ得るための鎖
シアワセ展覧会は引く手あまた
とびきり上等錆び付いた汚泥


ファンタスティック中庭悴む
遂げるわけじゃない疼く日
ティンパニは鳴らなくなったって
誰かがハンマー構えてるんだ

記憶したい？埋め尽くされたい？
信号が切れたら私じゃ無くなる
卑しいのをほうき星に任せて
浮ついたシガラミ刺さる過去胸先

目移りな無限大の根絶期を内に
目を閉じる星々見るための証し
シワヨセ展望台は行き場なくし
とびきり上品蛆わいた畏敬


トリアージ間違えた優先度投げやり
仮工事見違えた創世記蔑み
優しさを乱獲すればハンターは荼毘
表面を誤魔化した近代は愚者

乾かしていた水底のオーロラ雪崩れて
気球に乗ったイルカの群れなりすまし
青いポインセチアも黄色い暗黒大陸も
去り際に迎えるのは朝日の群衆だけ


連帯責任でジュエるディップ
越えるわけじゃない叶う日
タクトすら振られなくなったって
誰もがチケット忘れてるんだ

着替えしたい？掘り起こされたい？
イノチヅナ切れたら私はなくなる
恋しいのをそうじ人に掃かせて
底ついたコガラシ看取る袖振れずに

憂いてた期限付きの亡命記をここに
身を任せゆめゆめ乞うための狼煙
キラボシ演奏会は眠りに就いて
とびきり高級ダニまみれ受精


帆を張ったあとにいとも容易く
くわえたまま手繰り寄せてくセイル
波音に消えたのは飛沫の粒とタマシイ
金輪際知ること無くましてや命からがら